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南八甲田の森と源流を彷徨した記録、Gスタジオから発信する雑記 Photos of the Forests and Streams of Mt. Hakkoda and the Photographer’s Journal

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ちゃんと仕事してくれ

紅葉
艶やかな紅葉もたまにはいいもんです。
まだ青いトゲトゲの葉っぱがミズナラ、黄色になりはじめているのがブナ、赤はカエデです。
この写真は色数が多いので同じサイズのJpeg圧縮でもレベル12では容量(500K)オーバーでした。レベル11に圧縮です。色数が減ってるということです。(どっちにしてもWeb仕様のsRGBカラースペースでは紅葉はいまいち出ないです)

 今年になってカレンダーコンペ3連敗。とほっ。
しかしあの営業マン、やる気あるんだろうか?3年前の写真集のコピーをはりつけてプレゼンなんて!ありえないなあ。そんなのはだめだときっぱりことわるべきでした。「決まったら写真差し替え可と但し書きつけておきますから」というから、よっぽど根拠ありのコンペかなと思ってしまったオレがバカでした。
どうもチョーシ悪い。ヤク払いが必要だなあ。さけ〜^^;
2009.11.25[Wed] Post 09:44  コメント:1  TB:0  紅葉/秋  Top▲

褐色の川、空っぽの肉体

紅葉
2009.10.21  EOS5D Mark II 南八甲田

ブナ帯でも川沿いというのは、むしろブナは少なくトチ、サワグルミ、ミズナラ、カエデなど多いので森の中よりも紅葉が艶やかなのだが、ここは少し様相が違う。なぜかブナが多い。だから一面褐色である。風もそよがない。水量も一年で最も少なく川も静かなに流れる。産卵期の巨体の岩魚が悠々と泳ぎ、近づくとサッと岩陰へ走る。ひとりでひたすら何時間も川を遡行してくると、日常の雑事とか都会で張り付いて来た思念とかがはぎ落とされて肉体だけがあらわになっていくような不思議な感覚を覚える。座りやすい岩を見つけて腰をおろし、タバコに火をつける。ああ、この一瞬がたまらない。何も求めない、何も達成しない、空っぽの肉体、空っぽの境地。肉体だけが心地よい疲労感を覚えている。
 心を鎮めてくれる川でした。ここにカエデやナナカマドの真っ赤な紅葉が混じっていたなら違っただろうね。
2009.11.24[Tue] Post 10:59  コメント:2  TB:0  紅葉/秋  Top▲

いいかげんな性格

日本語は難しい。というか言語表現は難しい。

山には神様なんかいない。

と前に書いたけれど、これなんかちゃんと説明しないと波紋はあちこちに広がる。
もちろん説明不足の僕が悪いわけだが、説明していないわけではない。僕はあちこちで書いているわけで通読してくれればわかると思うが、毎回毎回説明するという丁寧さに欠けているのも確かではある。それでも弁解するが、毎回毎回説明的記述を繰り返したら、通読してくれている人にはただくどくなるだけだろうと思うからそれはやらない。

 僕の文章に疑問があるのなら、その文章だけをとらえて僕にものを言ってくるのではなく、一連の記述を読み通してからにしてほしい。ブログの過去記述をたどってゆくのはたしかにめんどうだと思うので、そのうち時間ができたらブログアーカイブを読みやすいようにまとうめようと思ってます。
瀑上

例えばこの写真。
山の神の采配としか思えない日差しが突然に現れる。滝の真上に立っていた僕は、待て待て、慌ててファインダーを覗き直すのだ。その間、わずか2秒かそこら。もう2度と現れない。わずか2カットだけの一瞬。

滝

滝の上で腰を落ち着けてずーっと待っていたけれど、二度と日差しは差さなかった。
こういうのは、神様が一瞬のチャンスをくれたとしか言いようがないだろう。

写真家あるいは山行者としての心がけの問題、それから大自然は敬うべきものであるという思想的立脚点からして時々「山の神様」という言葉を使うけれど、何か超越的な存在として「神」があるとは僕は思わない。

 僕の文章には”である”調と、”です、ます”調が混じってます。日本語は難しいね。
ある人から指摘されましたが、僕はそれでいいと思ってそういうふうに使ってます。
なぜ?
ひとつの論理を展開する時に、です、ます調にすると長ったらしくなるのがいやなんですね。
かたや、である調で通すとなんだか”上から目線”のようにきこえるんですね。だから随時混ぜてます。

 型通りにやるとかきちんとルールを守るとかどうも苦手なんです。

 それに関連してちょっと裏話。
 キヤノンカレンダーのタイトル「原生の鼓動」ですが、僕は当初「蒼惶する原生」というのを考えてました。
ところが何人かの人から「蒼惶たる」の方が日本語的に正しいのでは、と指摘されたのでやめました。僕もそれはわかっていたのですが、
「蒼惶たる」ではイメージに合わないからです。「蒼惶する」の方が僕のイメージ。「たる」というのはえらそうなんですよ。ちょっとちがうんだなあ。自然の四季の蒼惶さというのは。でも大手企業の仕事なわけだから、「ミス」というふうに後で指摘されたら僕だけが引き受けるわけにはいかないわけで、、、。

 文章的に正しいかどうかというのは僕にはたいした問題じゃないです。言葉や文章の流れとかリズム感とかそっちの方が大事。

 あっ、写真でもそうです。技術的にアラが出てるとかレンズ収差がいっぱい出てるとかブレてるとかたいした問題じゃないです。核心として訴えるものを出すことがなにより。(もちろん技術的にパーフェクトを追求する場合もある。)
2009.11.20[Fri] Post 10:09  コメント:1  TB:0  日誌  Top▲

映画監督ヤンヨンヒ(梁英姫)のパーティ

きのうは、飲みダチの映画監督ヤンヨンヒ(梁英姫)の本出版記念会に市ヶ谷アルカディアへ。
トークセッションがあって、梁英姫(映画監督)・石川好(作家)・佐高信(評 論家)・目加田説子(中央大学教授)、鈴木宗男がしゃべっていた。ヨンヒのお父さん(映画「ディアピョンヤン」の”主人公”のあの人です)が先週亡くなったこともあって、彼女が壇上で目を赤くしてつまるシーンがあった。そしたら鈴木宗男がもらい泣きして、アレアレ。ヨンヒはまたひとりオヤジをとりこにしたようだ(笑)。
 まあ、元気そうでなによりでした。ベルリン映画祭の招待も決定したらしい。おめでと、ヨンちゃん(もうこんな呼び方すると怒られるかな?大監督にーー;)

福島みずほも来てました。とりあえず握手しました。とりあえず今は社民党だけが防波堤みたいだしね。えらぶったところがなくきさくな人でした。目加田説子さんも噂にたがわず、お姉さんよりもカワユイかも^^;こんなこと言うとまた怒られる。ちゃんと本も紹介しておかないと^^;
『行動する市民が世界を変えた――クラスター爆弾禁止運動とグローバルNG Oパワー』(毎日新聞社)

ヤンヨンヒ『北朝鮮で兄は死んだ』(七つ森書館)

佐高信『増補版 日本の権力人脈』(七つ森書館)

きのうの会は、この三つの合同開催だったのです。

僕はパーティでワイン赤、白、ビール、水割り、その後2軒はしごして、『余市』、『宮城峡』、日本酒、ビール、ずらずらガブガブで、けさは頭がガンガン。
 昼前にスタジオに来てまた現像地獄です。これがなかなか進まない。もう一ヶ月はかかりっきりなんだけど、3万カットのうちの半分しか終わっていない。なぜそんなにかかっているのかというと、3つのRAW現像ソフトを使い分けながら進めているからです。

5Dや1Ds Mark IIまでならLightRoomだけで済んだけれど、1DMark IIIあたりからDPPのRAW現像とくに「忠実設定」が格段によくなったんですね。それで見直しをはかっているというわけです。ところがDPPじゃよくないというシーンもあるから始末に困るわけです。

それともう一つ。プリンターが今僕のところに、PIXUS Pro9500と9000Mark IIのふたつがある。基本は顔料系インクの9500だけど、9000Mark IIの方が圧倒的にいい場合がある。にじみが少なくてキレがよくて解像感が高いというのは9000Mark IIの方です。そうすると僕の場合は、プリント出力してそこで検証してはじめて現像作業が完結する。そういうことをやっているからえらい時間がかかっているのです。ヤレヤレ、まだまだかかりそうだ。
2009.11.18[Wed] Post 13:07  コメント:1  TB:0  日誌  Top▲

作品の販売について

僕の作品の販売について問い合わせが何度かありましたのでこちらでもお知らせしておきます。
作品販売の詳細ページを更新いたしました。
こちらをご覧ください。http://iwakino.com/pages/shop.html

とりわけ、十和田市現代美術館で展示したパネルについては在庫品限定で頒布しています。頒布コーナーにおいてSoldOutをスタンプされたものは在庫品売り切れです。その場合は、パネルの新規製作となり定価販売となりますし、全サイズ5枚限定で制作打ち切りですのでお早めにお申し込みください。(5枚×5種サイズ計25枚限定製作)

 僕の作品は、十和田市内において次のところに展示してあります。
1, 十和田市庁舎総合受付の壁面 、、、「氷瀑」
1, 大学通りスペインレストラン「エスパーニャ」、、、『暗門の回廊」、「霞むブナの森」
1、四号線沿い5丁目、ライブハウス「ハミングバード」、、、 「煌めく源流」
1, 四号線沿い4丁目「松本茶舗」、、、「断崖に宿るもの」

 図録とポストカードは、現代美術館内ミュージアムショップにて販売しております。
2009.11.16[Mon] Post 16:32  コメント:0  TB:0  日誌  Top▲

プロフィール

Author:岩木登
広告写真を生業としながら八甲田山の森と川の写真を撮り続けてます。ブナの広大な原生林が残っているのは世界中探しても日本の東北の一部だけなのですが、青森県八甲田山は、白神、八幡平、朝日ー飯豊連峰とならんでその残り少ない貴重な地域です。八甲田山はそのブナ帯の上に、ダケカンバとアオモリトドマツの樹林帯を有する18座を数える広大な連峰です。僕が撮ろうとしているのはその中でもとりわけ南八甲田の水をめぐる回廊というべきシーンかな?
 2009年のキヤノンカレンダー撮影は撮了しました。この作品は2009全国カレンダー展において全国印刷産業連合会会長賞を受賞しました。「原生の鼓動」〜2009キヤノンカレンダー作品〜キヤノンギャラリー銀座、梅田、仙台、福岡、札幌展は終了しました。 

「源流の核(コア)ー滝とゴルジュ」品川キヤノンオープンギャラリーは終了しました。

十和田市現代美術館企画展 Arts Towada 市民オープンギャラリー 岩木登写真展「原生の鼓動+」は、
2009年9月1日(火)〜9月13日(日)をもって、入場者数6200人を超える盛況のうちに終了しました。みなさん、どうもありがとうございました。

iwakino@mac.com

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