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EOS1DsMark III のテスト
1D Mark III と比べて、はっきりとちがうのは、ライブビューの動作だ。
1Ds Mark III の方は、ミラーショックの影響がまったくないこと。 1D Mark III のライブビュー撮影では、わずかだがミラーショックがあり、画像にもそのブレの影響があるということに僕は気づいていて、今までそのことに注意しながら撮影してきた。 つまりミラーショックの影響がある低速シャッターの場合には、ライブビュー撮影をやめて通常の撮影にもどりミラーアップして撮影してきたのある。例えば、EF24-105mmF4ISの場合ならば、シャッターが1/125より遅いシャッターの場合は通常撮影にきりかえていたのである。 ミラーショックがこれだけ画像に影響を与えているという事実に気がついている人は案外に少ないと思う。これは簡単なテストですぐわかる。スタジオなどでリモートライブビュー撮影を使ってテストをすればいい。自分の手持ちのカメラとレンズのミラーショックの限界点がわかる。 三脚とレリーズを用意し、通常撮影、ライブビュー撮影、ミラーアップ撮影の三点をチェックすればいい。 1D Mark IIIでは、この3点とも撮影結果が異なる。(ミラーアップがベスト、ライブビューはわずかにブレ、通常撮影はかなりのブレという結果) 1Ds Mark IIIでは、ライブビュー撮影とミラーアップ撮影は同じ結果である。 キヤノンの川名さんに聞いたところによると、この新しいシステムは、シャッターオープンのままレリーズされ、シャッター後幕で遮光する、という機構だそうだ。1Dの時はまだ開発が追いつかなかったらしい。 この改善は、低速シャッターとライブビュー撮影を多用する風景写真家にとっては非常に重要な改善と思う。ストロボでライブビューの場合は関係ないが。 それともうひとつ僕が気がついた部分。 1Ds Mark IIIでは、絞りF11でも回折の影響による画像悪化が見られなかったこと。(EF24-105mmF4L,EF17-40mmF4Lとも。) 他のデジカメ(キヤノンにしろ他のメーカーにしろ)ではほとんどのレンズでほぼ判を押したようにF8が解像のピークでそれを越えると画像がもやっとしてくる。 1DsではそれどころかF11の方がいいように見えるし、F16でもそれほどの悪化は見られない。(100%拡大してわずかに影響が確認できる) 「ダイナミックレンジ拡大」って?
、「偽」というやつじゃないの?
各社そういう機能を自慢しているが、表示不適切と思う。 ダイナミックレンジが拡大しているように見える機能でしかないでしょ? 「アクティブDライティング」、「Dレンジオプティマイザー」ならまだいいが、「ダイナミックレンジ拡大」というのは不当表示でしょ。EOS1D系の「高輝度側・階調優先」というのがもっともわかりやすいというか正直な表示ではないかな。 製品紹介するライターのレベルも疑問符がつく。 例えば、この機能をONにしたものとOFFにしたものとを並べて比較したりしているが、その解説ときたら、 「たしかにONにすると白飛びが抑えられていい感じだ」などと書いたりしている。 その写真を見比べてみると、 たしかにONの方が「白飛びは少ない」けれど、ただのっぺりとしてフラットな写真になっていたりして、けっして「いい感じ」とは思えない写真だったりする。「木を見て森を見ていない」わけだ。白飛びがいつでも悪いわけではない。白飛びしているぐらいの方がインパクトが強くていい描写であるというシーンは多々あるのだ。それは銀塩フィルム時代から変わらないことだ。 それはRAW現像ソフトでも同じことだ。Lightroomなどでは「白飛び軽減」という機能があるわけで、そこでも白飛び警告の赤い色がすべて消えるまで調整するのはいつでも「いい感じ」ではないわけだ。 ただし、僕がこういうふうに思うのは、EOS1D系をメインで使ってきたということも留意しなければいけないと思う。センサーがAPS-CサイズやフォーサーズのカメラはたしかにDレンジが狭いと感じることが多々あるからだ。それに何度も現像比較してみたけれど、1D系の画像データは、白飛びしていてもデータの中にはけっこう余裕をもって情報が残っている。つまりLightroomで「白飛び軽減」してやれば復元する幅が大きいのだ。同じキヤノンの20Dとかに比べてもそういう傾向がある。 だから、「Dレンジ拡大」機能というものは、「画質新次元」とか言うような種類の技術ではなくて、センサー自体のDレンジが狭いという欠点を補うためのソフトウエアの技術と考えたほうがいいんじゃないかな。 僕は、以下のカメラのテストを元に感想を述べました。 オリンパスE3、ペンタックスK10D、キヤノン1Dmk3、1Dsmk2、20D、ニコンD2X、D3 新製品のすべてをテストしきれていない点についてはご容赦ください。 いつでも「あたらしもの好き」は言葉に踊らされる。 そういえばきのうのサッカー、久しくお目にかかった事の無いめずらしいゲームを見ましたね。岡田監督本領発揮ってとこか。守備重視、リスクをおかさない、格下のチームには勝てるが、、、。就任挨拶の言葉「接近・展開・連続」???理解不能ですね。 オシムさんが「岡田氏はクラシカルな監督だからダメ」と言ってたそうですが、その通りの試合でした。前線にロングボールを蹴るだけ。日本のサッカーを20年「クラシカル」にしてしまった! 手遅れにならないうちに交代したほうがいい。 折れた三脚ニコンD3雑感
ニコンD3を語るまえにまず僕が普段使っているEOS5Dから。
5Dのいいところは、軽いこと。 欠点はいくつかあるが、、軽さと安さ(フルサイズセンサーにしては)のためにけずられたところのものなかで気になるのは、 バッテリーの貧弱さと防塵防滴性だ。 バッテリーの貧弱さは冬は特につらいものがある。 すべてを求めるのは無理な話。1D系の多くの機能はけずってもいいから次期モデルは、このふたつは強化してほしいと思う。 ニコンD3の印象 *重い。デカい。 *液晶の色はたしかにいい。キヤノンのEOS1D Mark IIIと並列してみると、1Dの方が青味が強い。ただ室内の蛍光灯下で見ていたら、フラッシングにような現象がおきてちらついて見づらくなった。蛍光灯を切ると消えるがつけるとまたチラチラする。なぜなんだろう? 屋外では問題ない。 *ライブビューへの切り替えが、EOSのようにボタンひとつでできないのがつらい。メニューの階層下にあるのは問題だな。 それからライブビュー画面の拡大がダイヤルで無限のように拡大していくのだけれど、これはていねいな作りのようでいて実は使いづらい。EOSのようにボタンひとつで5倍拡大、10倍拡大の方が使いやすい。オリンパスE3の3段階拡大がベストかな。 *とにかく各種設定やいろいろな機能の自由度が広すぎてかえって使いこなすのに苦労するという印象ですね。スペックを深追いしすぎじゃないのかなあ? *デジタル水準器だが、これはあると便利。スイッチの位置が悪いが。 問題の画質だが、 ISO1600の舞台照明の画像を見ると、これはなかなかいいですね。かつてのISO400と同等かな?ノイズは残っているけれど、コントラストも色の深度もきちんと残っていてメリハリもある。実用性十分。ISO3200からは少し画質が変わってくるようで少し落ちますね。 しかもRAWとJPEGを同時記録するとJPEGの方がいい。(もちろんRAW現像で追い込めばそれを越すだろうけど) ここから推察すると、D3の高感度画像の良さは、画像エンジンの力によるものが大きいのだろう。だから撮って出しで見ると、画像エンジンで処理されたJPEGの方がもうすでに画像処理されていていい写真になっているというわけだ。これはスポーツや舞台写真のように何百枚も撮るようなカメラマンにはいいよね、きっと。 低感度ISO200の方は、まだテスト不足です。(なんでISO200からなのかなあ?これも疑問です。やっぱりオリンピック向け?ISO100で撮りたいシーンはいっぱいあるのに。)これまでのところ特別の良さは感じなかった。AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDだけれど、周辺部でレンズ収差がみられた。オリンパスE3の方がレンズ収差や解像力では優秀じゃないかな?売り物のナノクリスタルコートの効果というのはまだわからない。もっと屋外の撮影が必要ですね。逆光気味のシーンでは威力発揮するのかもしれない。 ついでにオリンパスE3に言及すると、解像力はすばらしいですね。レンズ収差がほとんど見られない。でもやっぱり階調が少し足りない。ハイライト部のトーンが飛び気味ですね。頑丈なボディは魅力だし、防塵防滴とセンサークリーニングの性能は、ニコン、キヤノンの上を行っているでしょう。しかも何より安い、軽い。いいけどなあ。ハイライト飛び気味というのは風景には少しつらい。そのへんの取捨が問題だなあ。 総論。D3の水準は高いですね。ぼくの個人的不満点は、重いのをなんとかしてほしい。(D300には興味ないです)。機能やスペックのてんこもりはやめてもっとしぼってすっきり軽いボディにしてほしい。それに画素数は重要ですよ。1Dsに対抗して2000万画素にするよりも1800万画素ぐらいに抑えて階調重視でボディも軽くしてきたら買いかな^^;ようするにニコン版の5D機がほしいなあと思う。 デジタル講座予定
2月26日(火)午後7時から10時まで。
恵比寿ガリバースタジオ お問い合わせは、iwakino@mac.comまで。 今回は、ニコンのフルサイズ最新機D3を用意しましたのでそれを中心に勉強します。 *ネット情報というのは、とるに足るもの、信用のおけるものというのはほんとに少ないです。特に掲示板の類いはほんとに「ウザイ」です。デジカメ関係もひどい。なぜ薄っぺらなのか?「あたらしもの好き」が検証もせずに真っ先に情報を発信し続けるからですね。薄っぺらな情報の氾濫にどういう風に対応していくのか?ほんとのところ、自分の批判の眼を磨いていくしかないんですね。 |