
休憩した時にかじったのがこの岩魚の一夜干し。

昨日のキャンプで即席に焚き火で焼き干したもの。去年の夏はさくらのチップを持っていって本格的に薫製を作ったが、今回はそんな余裕がないので焚き火で焼いてそのまま残り火で朝まで風乾したものだ。まあ片手間のものとしては悪くはない。パンをかじりコーヒーを飲んで朝食を済ました。

この川は、魚影が濃いというわけでは決してない。釣り場までアプローチに苦労するというわりにはたいしたことはないというのが実感だろう。むしろこの川は薄い。なぜだろう?酸性が強いのではないか?川の源頭部にあるP沼は強酸性で魚はいないし、近くのB沼もそうだ。硫黄の温泉が吹き出している沢もある。そういう酸性水が各所でこの川に入り込んでいるだと思う。例えば、このP川の大滝の上流では、岩魚がつれる区域とまったくダメな区域があるようだ。遡行していってもまったく岩魚が走らない(見かけない)流域が存在する。
それと、何度も僕が指摘したように八甲田全般に言えることは岩魚釣りは難しい。やませ(冷たい偏東風)も問題だ。火山帯で部分的に酸性が強いのもある。やませもない、火山でもない白神の赤石川とか秋田の和賀とかの方がずっと濃いと思う。
そう言えば前述した根深氏はこの川でスコンクをくらったようだ。開高健もグダリ沼で降参したし、井伏鱒二もダメだったらしい。ここの気候や地理に熟知していないとむずかしいということだね。

例年より小ぶりかな?冷夏が影響しているのかも。腹部の橙色が濃いが、それが幽閉された深山の渓谷の岩魚の特徴である。
30分ほどで3匹釣ってそれで打ち上げ。ひとりのバゲメシ(*南部弁=晩飯)にそれで十分。