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南八甲田の森と源流を彷徨した記録、Gスタジオから発信する雑記 Photos of the Forests and Streams of Mt. Hakkoda and the Photographer’s Journal

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心残りなこと

松見の滝


この写真は、
八甲田最大の「松見の滝」を見下ろす190mの断崖から撮ったものです。

この場所は90度どころかオーバーハングする絶壁なので、今回は20mロープでダブルで身体を確保しながら撮影した。(ヒヤヒヤ^^)
この断崖のてっぺんに五葉松が生えていて撮影にはジャマなのだがどうにもならない。
滝の二段目の河原に、
滝を見に来た人たちが蟻のように見えてます。よく見ると、きのこ鍋でも食ってるみたいですね。
断崖の上からいくら大声で叫んでも誰も気がつかない(笑)。

この90m落下する滝の真上に立って、下を見下ろす写真を撮るのがこの夏の最大の課題のひとつだったけれど、黄瀬川遡行の際に絶壁から転落寸前のピンチに陥って肩を痛めてしまって断念した。滝上の水量がかなりのものでザイルで確保しないととても近づけない。だからハーネスも用意してザイルで2点確保しながら滝上に立って撮影しようと思っていた。でも肩を痛めてしまったのでひとりではとてもザイルをつたって戻ってくるのは無理だろうと観念したわけです。慚愧!

他にもいっぱいあるんです、今年撮ろうとして撮れなかったものが。
2007.12.27[Thu] Post 15:04  コメント:5  TB:0    Top▲

苔むす沢

U川の滝

苔むす沢の深い緑は、晩秋こそ際立つのかな。連瀑帯の帰路で。

帰路というものは、向かう時とちがって精神的な重しというものがとれているから、目線がまるで違ってくる事が多い。向かっている時には見えなかったものが見えてくる。下りー登りという地形的差異だけでなく心模様がちがっている。ホッとした気持ちが支配している時は、穏やかなものに眼が行くのかもしれない。

2007.12.17[Mon] Post 12:47  コメント:0  TB:0    Top▲

連爆_6

遡行はまだ終わらない。
晩秋の日はすでに傾きかけている。
そして最後の滝(と思われた)。
ほんとに最後にもっとも大きな滝があった。
下から見える部分で13mくらいだが、奥につれて狭くなり3段4段の滝が隠れている。

「これは無理だな」

あきらめと安堵の交錯した気持ちがふと湧いてくる。

あそこを突破するのは、夏に100%シャワークライミングを覚悟しなければ無理だろう。高巻くにしても両岸は絶壁で、かなり下ってからでなければむずかしい。

すごいなあ。
こんな支流で撤退を余儀なくされるとは。
感謝と畏怖の念に満たされて、滝の正面の岩に腰をおろした。
U川の滝


U川の滝

U川の滝



帰り際に突如として(別れを惜しむかのように)強い日が射してきた。

U川の滝



その強い日差しは、滝にスポットをあてた後、一瞬にして左に流れて崖を照らしながら登って行った。山の神様が、日があるうちに早く帰れと言っている。
2007.12.16[Sun] Post 10:05  コメント:0  TB:0    Top▲

連瀑_5

U川の滝

U川の滝


さらに遡行を続けると、これでもかという滝がまた現われる。
なんという川なのだ。
澄み渡る滝壺。わずかな落差の中で三十条にも及ぶ筋が躍動している。
ささやかな支流でけものと小鳥たちだけが見ていたのか?
人跡はとっくに消えている。
人が見向きもしない川を登ってきた者への贈り物だろうか。
2007.12.14[Fri] Post 17:21  コメント:0  TB:0    Top▲

連瀑_4

滝上から


滝上から


滝上から。

滝というのはどんな規模のものであろうとも、その山の、その森の、根源的な力のふきだしなのだと思う。滝の上に立つとそのエネルギーが足元からふつふつと上がってきて体中に充満して頭から天につきぬけてゆくような感覚にとらわれる。慎重に足場を確保しながら、揺れ動くような真上に立って、ひと呼吸おいてシャッターを切った。
2007.12.14[Fri] Post 11:00  コメント:0  TB:0    Top▲
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