Gスタジオから

南八甲田の森と源流を彷徨した記録、Gスタジオから発信する雑記 Photos of the Forests and Streams of Mt. Hakkoda and the Photographer’s Journal

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冬の山行食

野食


ソーセージの水煮、アルミ缶の地酒を飲み干した後に味噌汁、サカタのアルファ米にスパゲッティ用の明太子ソースをかけたもの。
 キャンプのはじめの頃はけっこう贅沢な食なのだ。冬は山菜も岩魚もキノコもなにもないので野宿を重ねるにつれだんだんと侘しくなってゆく(笑)。
 日本酒も初日だけの贅沢。重量がかさむのでアルコール度数の強いスコッチとか焼酎の方が多い。しかも今回はマグカップを忘れてしまったので入山前に、カップの代用にするためにコンビニでこのアルミ缶のにごり酒を買ったのだ。にごり酒を飲みたかったというのもある(笑)。
 サカタのアルファ米は究極の携行食かもしれない。これは2食分入っている。お湯を注いでジップをしめておくだけで15分でできる。水でも30分でできる。これにスパゲティ用のソースを使うとけっこういけるというのは僕のアイデアである。明太子が一番いける。イカ墨やバジルソースでもまあまあだ。これが2食分あるというのが使えるのだ。朝にお湯を注いで半分だけ食べる。残りはジップをしてポケットにしまい込んでおく。昼ごろ、これに水を入れてポケットに入れたままで30分ほど持ち歩くのだ。そうするとまた少し生温いメシにありつけるというわけだ。昼はこれにごま塩だけとか味噌だけとかつけて食べるわけだ。昼はそんなもんでじゅうぶんだ。
 もっともアルファ米を使うのは冬が多い。火が焚けないことが多いからね(夏は焚き火をして米を炊く)。コンロでも炊けないことはないが気温が低すぎてガスを消費しすぎるので×だ。3分でできる細めんのスパゲッティとか乾麺の方が早くできていい。

 山で野営を続けると、食というのは生死に直結するものだという、街ではすっかり忘れかけていることを思い出させてくれる。というか、普段いかに飽食なのかという事実に気がつく。去年の7月、長雨に山中深く閉じ込められて野営を続けていた時、最後のころは携行した食料は米とごま塩しかなくなっていたけれど、岩魚も捕れたしミズもフキも野イチゴも採れた。だから下山をあせったことはなかった。南八甲田の山は豊かなのだとつくづく思う。酒とタバコが切れたのでしかたなく山を降りた(笑)。僕もまだまだ俗物であるか^^;
2008.04.01[Tue] Post 10:31  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲

ビバーク

雪洞


雪洞を掘るのは、スコップを持っていたとしても一人だと1時間以上かかると覚悟しなければならない。
もちろん僕はテント携行で山行しているが、それでもなぜ雪洞を掘るのか?

 寒さが全然ちがうからだ。
もちろん雪の中に埋まっているのだから冷凍庫に入っているようなもの。だから寒い事は寒い。が、テントとちがって外気温に左右されない。風で飛ばされない。

だから冬の八甲田のように毎晩マイナス20℃を越え、びゅんびゅん強風が吹くところでは雪洞の方が快適なのだ。単独用のテントしか携行できない僕などはそれしかない。グループで荷物を分担して担ぐのであれば厳冬期でも耐えれるテントを張れるが、ひとりでは無理と言うもの。

だから、外気温と自分の疲労度と雪洞が掘りやすいかどうかを考慮して、テントで済ませるのか雪洞掘るのか判断するわけだ。


上の写真はまだ未完成。この後、入り口をもっと閉じてしまう。それにシュラフ、シュラフカバー、タープがあれば外がマイナス20℃でも寒くはない。後は熱燗をつけて飲めばぐっすりです。

 雪洞のもっと本質的な利点は、
山のふところに抱かれるという気持ちになれることですかね?!そう!冬眠している野生のけものたちと同じ気持ちを共有できるってことかな?大げさですか?いやけっして大げさじゃないですよ。びゅんびゅん吹き付けるマイナス20℃の冬山でたったひとりで雪洞で寝てみればいい。不思議な感覚にとらわれる。厳しさだけを感じるんじゃなくて、やさしく包まれているような気がするんですよね。厳しさとやさしさ、僕が山で撮ろうとしているものの原点に立ち返れるような気がする。

もっとも3月10日以降は気温がドンドン上昇して雪洞は不要になった。クマももう冬眠から覚めるのではないかという春日和になった。


吹きだまりの壁に横穴を掘ると作りやすい。張り出しすぎた雪屁はくずれるので要注意。
自画像


山頂部はまだ冬期。3月7日。
逆川岳




2008.03.28[Fri] Post 11:49  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲

山の恵みをいただくということ

山で快適な体調を維持するには、その山の恵みものをいただくというのが大事なことなんです。そこの水を飲み山菜を食い岩魚をいただく。ポカリスウェットを飲みカロリーメイトをかじってるんじゃあ何日も連泊すれば身体のバランスがくずれてくる。こういう人工のものってなにかが足りないんだ。湧き水のミネラルの方が優れてる。自然の中で連鎖している生き物というのはそういうものだと思う。
 だからして僕はできるだけ山でとれるものはそれをいただくことにしている。しかも、それはみんな旨いんだなあ。そう、身体的栄養だけじゃなく心が豊かになれる。うん、これが一番大事なことなのかもしれないなあ。
野いちご


ミズ
(ミズ)

ミズ
(ミズは茹でるときれいなみどり色になる)

タケノコ
(タケノコは少し時期が遅かったけれど、標高1000m以上ではまだ残っていた。タケノコが好物のクマも高山まで登ってきていたようだ)

タケノコ



岩魚の塩焼き



キャンプ

一人、源流の河原で火を焚いて酒に酔う。入山して20日目、10秒のセルフタイマーにうっかりウトウトしまった。

2007.08.13[Mon] Post 17:33  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲

山の恵み

肉味噌

山菜の時期なので、野菜類には困らない。フキノトウでバッケ味噌を作りだめしておくと野営生活でいろいろと役にたつ。コンビーフとバッケ味噌を炒めて肉味噌を作ってみた。これがなかなかの傑作。

山ウド


山ウドが群生していた。まだ少し早かったので大きいのだけ10本くらい採って食べたけれど、写真に写っているだけで100本以上はある。明日また大きくなるのでまた10本食ってもいいわけだ。皮をナイフでむいて生で酢みそで食べるのが一番だ。栽培ものとちがって生でも茹でたように柔かく香りも強く絶品だ。葉っぱや茎も炒めれば美味しい。
コゴミ

コゴミは少し歩けばどこにでもある。ゼンマイなどとちがってアク抜きの必要がないので食べやすい。くせがないので何にでも合う。スパゲッティにそえたり、ラーメンに入れたりして食べた。ワラビとまちがえないように。ワラビは灰汁抜きとかしないととても食べられない。
スパゲッティ

スパゲッティは、携行食としては非常に便利で僕は米といっしょに必ず持っていくようにしている。ミニサイズのものが携行しやすいし、調理も速い。
テント

単独用のテント。キャンプ後半は、ベースキャンプの大きいテントを撤収してこのソロテントで移動しながら山行を重ねた。ここは小川のすぐそばですこぶる立地条件がよかったが、新緑がドンドン上がっていくので1カ所にとどまるわけにはいかなかったのだ。
この時期のキャンプは極楽だよね。山菜あり岩魚あり水の苦労もなし。天候も比較的安定している。レジャーに限定すればね。写真はむずかしい。1本調子の天候は写真にはあまりよくないのよね。のんびりと毎日岩魚釣りやらとしているようじゃ仕事は上がったりなんだ。


2007.06.01[Fri] Post 18:14  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲

北八甲田に野営

テント2

撮影カット数が、1600を越えているので、現像・編集がままならない。Lightroomの製品版も使い始めたばかりで、少してこずってます。ベータ版からかなり変更点がありますね。今回は、僕だけでセレクションするわけにはいかないので、従来より時間がかかってます。
 雪上の野営は、快適でしたよ。3日目までは。装備も冬期用のを準備しましたから。3日目は、嵐の日。雪は平気なんだけど、すごい強風で、さすがに退避しました。これが正解。この日は、全国的に嵐だったようで、北八甲田は猛吹雪でした。僕は今回、いつもの南ではなく北八甲田に入山しました。北には登山道もあるし避難小屋もありますからね。人も南よりは入っているし、何%かの安全策を見込んで北に入りました。

テント


ハムサンド


 冬は、岩魚も山菜もないのでこんなものを食う。あとは、アルファ米とかラーメンとか。外側パリパリのフランスパンは持ちがいいし軽いので最適。

 いつもの馴れた川のキャンプとちがって、やはり馴れない地での野営は怖い。熊がいないだけいいかもね(笑)
 怖くて贅沢な孤独をホットウイスキーをあおりながらやり過ごす。不思議と空っぽな頭の中。ウイスキーのきついのどごしとかだけを鮮明に感じている。
2007.04.12[Thu] Post 12:33  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲
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