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南八甲田の森と源流を彷徨した記録、Gスタジオから発信する雑記 Photos of the Forests and Streams of Mt. Hakkoda and the Photographer’s Journal

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蒼惶する自然

蒼惶する自然とは何か?
南八甲田では、60万年前の火山活動で形成された、いわば原始の自然が毎年毎年変わることなく悠久の景色として見ることができるのだけれど、四季の時間の流れは激しく慌ただしくあせるように動いている。対立する本質を内包しながら秒速で変容している。その態は、悠久にして蒼惶であるという言葉を使えばいいのだろうか?

U川

U川

わずか数分のあいだにまったく違う姿を見せる。1D Mark III /EF17-40mmF4L

スレッド:四季 −秋− / ジャンル:写真

2007.11.19[Mon] Post 12:39  コメント:0  TB:0  渓流  Top▲

岩魚の棲む渓

渓流

渓流


 岩魚がいることを見届けて、僕は背後にまわって、木陰の淵に立った。
 岩魚は、一カ所でずっと捕食行動をとって、そよいでいる。
 水面に木漏れ日が差して緑色に美しく輝いている。こういう場面に立って、生命が躍動する美しい光景を目の当りに見るとワクワクしますね。
 それでも一方で、あの岩魚を釣り上げて食ってやろうかとも思ったりするのですから、人間にもけものの本性が潜んでいるということでしょうか?結局僕は、ここの岩魚は釣りませんでしたけどね(笑)。カメラマンは、モデルに手を出してはいけないというのはルールですし(自爆)
2007.09.20[Thu] Post 11:41  コメント:0  TB:0  渓流  Top▲

水がもっとも美しい季節

前回、エメラルドグリーンの淵を紹介したけれど、
ここだけが特別だったわけではない。
この一週間、南八甲田の川や沼のすべてが水の美しさに輝いていた。
G沼

支流の沢

広河原

源流


 伝説の沼でも支流の沢でも広河原でも、深奥の源流ではさらに際立って、水の美しさは光り輝いていた。

僕の経験のなかでも、この一週間の南八甲田は過去最高の美しさを見せたと思う。なかなかこうは条件が揃うものではない。
僕の勝手な持論だけれど、晩秋こそ最も清冽な水をたたえる季節である。もちろん雪のないところではそれはわからない。ここでは厳しい冬の直前に最高の水の輝きを現わしてくれる。

 G沼ほかは、また後ほど紹介します。

2006.11.20[Mon] Post 10:14  コメント:4  TB:0  渓流  Top▲

渓相のすばらしさ

061019.jpg


 釣り人ならこの渓相のすばらしさはわかりますよね^^;大岩魚がまちがいなくいるってね。

 だけど残念なことにこの渓は、源流とは呼べないのです。この上にまだ砂防ダムがある!
なんで?どういう必要性があるのか関係者に聞いてみたい。
みごとな巨岩の配置、豊かな水量、両岸を覆う鬱蒼としたブナ。見方ひとつで奥入瀬を凌駕する美しい渓流なのに河川管理者にはそういう感覚が何もないらしい。ダムがなければ水の澄み方はさらに一段ちがっていたはずなのに、ここを訪れるたびに無念さを禁じ得ない。
2006.10.19[Thu] Post 12:56  コメント:0  TB:0  渓流  Top▲

嵐の八甲田

嵐を予感させる空を飛んで飛行機で青森空港に着いたのが10月6日午後2時30分。青森はすでに嵐の序章に入っていた。
1時間遅れて八甲田行きの最終バスにもうすでに間に合わない。
 僕は飛行機のタラップで管理者風の女性パーサーをつかまえて、
「八甲田行きの最終バスに乗り遅れたんですけど..」と訴えた。
そのパーサーは、
「タクシーを用意しますけどそれでもよろしいですか?」
と、即座に僕の要望に答えてくれた。

こうして僕は猿倉登山口まで悠々とやってきたのだ。メーターは¥7000を越えていた。
はなからなんというラッキーだろう。バスで行っても¥1620かかるところをタダでタクシーである。

しかし、それから三日間、八甲田は荒れに荒れた。八甲田山観測史上最高の雨量を記録した。
全国でも多くの遭難者を出したのはこの日と翌日である。

僕はたまたま偶然が重なって難をのがれた。
観測史上最高ということは、経験値を越えた気象ということであって、経験値で判断していたとしたら僕は入山していたかもしれない。
不思議な事にこの日は、猿倉登山口の小屋に寝る計画だった。僕はいままで八甲田では一度も小屋に寝たことがない。いつでも野営である(か車で寝る)。なぜ今回だけ小屋泊まりを計画したのか?飛行機が昼便で現地着が夕方になるからだが、じゃあなぜ朝便じゃなくて昼便にしたのか?それがどうもわからない。虫の知らせ?...、また山の神様に感謝しなければならない。


翌日、蔦川へ降りてみた。

およそかつて見たこともない蔦川の大濁流!
高波のような濁流がこの川に押し寄せるなんて!唖然として震えながらシャッターを切った。

蔦川濁流


蔦川濁流2


蔦川濁流3

2006.10.10[Tue] Post 15:44  コメント:0  TB:0  渓流  Top▲
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