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ライブビューという新しい撮影スタイル
最新のデジタル一眼レフには、ライブビューがついている。これは35mm一眼レフ(銀塩フィルムカメラも含めて)の進歩において最も重要な技術革新と言ってもいいと思う。撮影スタイルを根本的に変えるものだからだ。
ファインダーをのぞいて写すという35mm一眼レフの「あいまいさ」をとりはらうものだと僕は思う。 まず、 ピントのあいまいさをとりはらう。ライブビューでは、ほぼ正確に画像中のどこにピントを置くのかということを確実にすることができる。大型カメラでピントグラスできっちりと確認してからシャッターを切るということと同じような撮影スタイルが可能になったのである。 さらに、 ミラーアップした状態で生の画像を確認しながらそのままシャッターが切れるという意味では大型カメラではなし得ない革新性がある。 これは、 ブレを押さえるという意味も含む。ライブビュー画像でブレが止まるのを確認してからシャッターが切れるわけだ。(オリンパスE3では、一回ミラーが落ちてからシャッターが切れるので残念ながらこれができない。オリンパスはライブビューの先駆者なわけだからぜひ改善してほしい) さらにもうひとつ、 ライブビューでは、レンズを通した実画像が10倍まで拡大して見ることができるので、レンズ性能すらある程度カメラの液晶画面で確認できるようだ。この点は、液晶モニターの性能がもっと上がればさらにはっきりとわかるようになるのではないかと思う。 燃える森4![]() ![]() 1D Mark III /EF24-105mmF4L IS 僕はあまりカメラにこだわる方じゃないんですけど、このトーンの深さというのは今までのデジタル一眼では出ていなかったような気がします。レンズも17-40F4Lよりはこっちの方がいい(1D Mark III に合っているかもしれない。17-40は5Dとの組み合わせではいいのです)。 もちろん極論すると、カメラなんてなんでもいいんです。いい被写体にめぐりあうための労力が第一です。写真家のテクニックとかセンスとか出しゃばりすぎてはいけない。自然が提示してくれるものをそこなうことなくベストの状態で撮影することこそきっと写真家の義務です。色の彩度を無理矢理上げたりするテクを披露しているカメラマン等は、naturephotoの原点にもどった方がいいと僕は思う。この赤や黄色は、2007年八甲田秋の自然というドキュメンタリーです。2005年や2006年の色とは違う。それをデジタルで無理矢理補正したらドキュメントとしての価値はなくなってしまう。 (この2点の写真は、リサイズ以外デフォルト現像そのままです。) 僕らは自然の色を撮っている![]() EOS1DsMKII /EF16-35mm F2.8L II 0.8秒F11 ISO100 色温度5455K 現像Adobe LightRoom 露光補正+1 コントラスト25シャープネス25(デフォルト) Web用のリサイズとJpeg変換とsRGBカラーへの変換は、PhotoshopCS2である。 なぜこと細かにデータを載せたかというと、 先日某カメラ雑誌編集部に、 「最近の読者は、ハデ目の色を好むんですよ」という話を聞かされたから少し気になっていたのだ。 データにあるように、僕は彩度とかトーンカーブとかはほとんどいじっていない。そのスタンスをあまり変えようとも思わない。 なぜか? ネイチャーフォトは、すぐれたドキュメントでもあると思うからだ。 葉っぱの色、空の色、水の色とかは、その土地独特の、その季節独特のドキュメンタリーを含むものであると思うからだ。 それを、受けがいいように変更していったらどうなるか?写真のドキュメンタリー性というひとつの価値をなくしてしまうと僕は思う。その季節、その時間、その気象条件の現れとしてその時の空の色が現出している。僕らは自然が提示してくれた風景を撮っている。僕がどのメーカーのカメラを使おうと、汎用性の高いAdobeの現像ソフトを一貫して使おうとしているのはそこにも一つの理由がある。 人それぞれだしいろんなスタンスがあると思う。コマーシャルでは、またちがったアプローチがあると思う。 ただし、例えば欧米の「Natures Best」とか「Wild Life」とかの公募では、極端な画像処理、レイヤーとかマスキングを使った画像処理がなされた写真は失格になるということは覚えておいてもいいと思う。(RAWデータの提出が義務づけられている) Web写真のきれいな仕上げ方
今日は趣向を変えて、Web用の写真をきれいに仕上げるコツをレクチャーしてみます。
1, webと印刷用途では、カラースペースが違います。印刷は 主にAdobeRGB、WebはsRGBです。WebはsRGBにしないとちゃんとした色が出ません。カラースペースが違っているとたいがいのっぺりとしたしまりのない色になります。PhotoshopCS2で変換するのであれば、『編集」メニュー(CSとでは場所が変わりました)からプルダウンして「プロファイル変換」のところで「sRGB」を選んでください。デジカメであれば、「色空間」で「sRGB」を選んでください。コンパクトデジカメなどではsRGBしかありませんのでそのままでOKです。 2, WebではJpegという圧縮形式にする必要があります。コンパクトデジカメ等ははじめからJpegで記録しているので問題ありませんが、RAWやTIFF形式で記録するデジカメもあります。その場合もやはり、Photoshopなどの場合は保存する時にJpeg形式でする必要があります。さらにJpegには最大で12段階のレベルがあります。レベルが高いと画素も荒れず色もトーンもより多く残ります。その分データ量も多くなります。僕はWeb用には主にレベル10で保存しています。夕景とかの微妙なグラデーションの写真の場合はレベル12にしてトーンジャンプしないとうにします。 3, サイズをWebのページに合わせて変更する必要があります。サイトによっては自動でやってくれるところがありますが、自分でリサイズする方がよりきれいに上がります。photoshopでやる場合は、「イメージ」メニューからプルダウンして「画像解像度」のところで変換します。(その前に「モード」を16ビットに変換しておくとリサイズによる画素荒れが少なくなります。リサイズが終わったら8ビットに戻します。)FC2でしたら横-長辺のサイズを500ピクセルにすると僕のブログにある写真サイズになります。 少しめんどうなので、この処理をPhotoshopで「アクション」で記録しておけば一発でいきます。 1,「アクション」ウインドーを開く。 2,アクションウインドーの右はしの→プルダウンから「新規アクション」を選びます。 3,アクションの名前をつけます。「Web500ピクセルsRGB」とでもつければいいでしょう。 4,後は、処理を記録していきます。記録はウインドーの一番下の三角矢印を押す-赤くなると記録開始。-sRGBに変換-サイズの変更-Jpegで保存、と処理をして、最後に記録中止のボタンを押す。 以下にアクションのサンプルをのせました。画像解像度を2回変更しているのはその方が大きいサイズを一気に小さくするよりはより画素荒れを少なくするためです。こうしたアクションを一度つくっておけばクリックひとつで簡単に高画質なWeb用写真ができるというわけです。 ![]() |