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ことしも
そろそろ大詰めといったところですが、みなさんは今年一年いかがだったでしょうか?
僕は? 長かったなあ、 という感じがします。10年ぐらいを一年で経験したような気持ちです。 C社のカレンダーという「大仕事」がひとつ入ってきたというのもあるけれど、でも僕はそれ以前からこの一年を一歩踏み込んだ年にしようと考えていましたから、それは、強力なサポートが入ったにすぎないと思ってます。努力もしたし勇気を振り絞る時もあった。それでも多くはうまくいかなかったし疲れ果てた時もあった。突き抜けるような喜びもあったけれど、同じぐらいに落胆もし自己嫌悪にも陥ったりしました。でもそれでも僕の中では、一歩踏み込もうという決意があって、「7月の遡行」から、自分の中では、ひとつ「抜けた」ような気がしています。 貴重な一年でした。 多くの友人たちに支えられました。何よりも家族の支えなしには何もできなかった。忘れてはいけない、もちろん山の神様には感謝している。 多くの支えなしには何もできないけれど、支えに甘えるつもりもない。心ない声も時々聞こえてくるけれどそれも今にはじまったことではない。やってみようというストレートな気持ち、それが原点であるような気がします。やろうともしない人たちの揶揄する声などとるに足りはしない。 でもまだ感慨に浸っている場合じゃないんですよね。まだ何も終わってません。厳しい冬が控えてます。 また、7月の南八甲田に立ち向かった時の強い気持ちを持てるのかどうか? 常に原点に立ち返ることを忘れないようにしたいと思ってます。 ブログもひとつの支えでした。多くのひとから励ましのコメントいただきました。 先月の地域別アクセス数というデータを見てみました。以下。 ![]() えっ?というところからもアクセスがあったんですね。 ヨーロッパとかオーストラリアからのアクセスは今まではなかったことです。 以下は、先月の県別アクセスです。(総数が合わないのは不明なアクセスはカウントされていないためです。) まだまだ全然たいしたことないですけど、ほぼ全県にわたっているということは今まではなかったことですね。せいぜい10数県からのアクセスでしたから。 ![]() みなさんどうもありがとう。よいお年を! 心残りなこと![]() この写真は、 八甲田最大の「松見の滝」を見下ろす190mの断崖から撮ったものです。 この場所は90度どころかオーバーハングする絶壁なので、今回は20mロープでダブルで身体を確保しながら撮影した。(ヒヤヒヤ^^) この断崖のてっぺんに五葉松が生えていて撮影にはジャマなのだがどうにもならない。 滝の二段目の河原に、 滝を見に来た人たちが蟻のように見えてます。よく見ると、きのこ鍋でも食ってるみたいですね。 断崖の上からいくら大声で叫んでも誰も気がつかない(笑)。 この90m落下する滝の真上に立って、下を見下ろす写真を撮るのがこの夏の最大の課題のひとつだったけれど、黄瀬川遡行の際に絶壁から転落寸前のピンチに陥って肩を痛めてしまって断念した。滝上の水量がかなりのものでザイルで確保しないととても近づけない。だからハーネスも用意してザイルで2点確保しながら滝上に立って撮影しようと思っていた。でも肩を痛めてしまったのでひとりではとてもザイルをつたって戻ってくるのは無理だろうと観念したわけです。慚愧! 他にもいっぱいあるんです、今年撮ろうとして撮れなかったものが。 Eat that chicken
きのうは、クリスマスでしたけど、 我が家には、ケーキを食うという習慣はないが、まあチキンとかターキーを食ってみようかということはあったりする。 それでこの時期になると思い出す曲がある。 チャーリー・ミンガスの「Eat that chicken」というやつで、 「MINGUS OH YEAH」というアルバムに入っている曲だ。 ミンガス本人が素晴らしくブルージーでごきげんな唄を聴かしてくれる。それに絡むローランド・カークのテナーサックスがこれまた素晴らしくファンキーなのである。 このアルバムでミンガスは本業のベースは弾かずに(ダグ・ワトキンスが弾いている)、ピアノとボーカルに専念している。 それできのうはどうしたのかというと、渋谷の「鳥竹」に行って焼き鳥を食っていたのです。 友人のコピーライターのカーシマくんの、「ムーンライダース」のチケットがあまってるから行かないかという誘いに乗ってコンサートを聴きに行ってその帰りのことだ。「ムーンライダース」自体の音楽に僕はあまり興味はないが、このバンドのメンバーのうち3人はわずかながらの知り合いなのだ。同じ大学の同じ時期に在籍していて彼らの曲のなかにも「マダムシルク」という大学通りの喫茶店を歌った曲があってその時代のことをうたっているというかすかなつながりがある。会場のクラブ・クアトロは、その時代の顔つきらしい男女ともう少し若い女性客で満杯でした。なつかしいなあマダムシルク、と感傷に浸っている僕は確実にトシなのであった(苦笑)。 ミンガスは、黒人差別に激しく抵抗したミュージシャンでしたけど、彼自身は2度結婚してふたりとも白人だったしバンドのメンバーも白人(ジミー・ネッパーとか)を入れたりしていた。彼が抵抗していたのは白人ではなくて差別そのものだったんですね。音楽も「フォーバス知事の寓話」という有名な抗議の曲などがあったりしますけど、曲自体は素晴らしい音楽に仕上げています。音楽を抗議の道具に使ったりはしていないんじゃないかな?言葉が足りないかもしれないけれど、彼は黒人が作り出したモダンジャズというものを愛していたんですね。ストレートなプロテストソングという方法を排していたように思う。 理屈はおいといて、 Eat that chicken 聴いているだけですべてのウサがふっとぶようなごきげんな曲です。ぜひ聴いてみてください。 防寒ケース自作![]() 液晶が見えるように。 ![]() ボタンを2カ所つけて、ひもは帽子についていたものをそのまま利用する。 ![]() レンズ部分は、二重折りにすると短いレンズに対応できる。レリーズ用の穴もつけた。 ![]() 下には、三脚用の穴。マンフロット製のクイックシューをつけてある。 ![]() これ用に小型のプラチナ触媒で発熱するカイロを手にいれた。ジッポ製のポケットウォーマーよりもずっと小型。渋谷のアートスポーツで発見。 苦労してようやく完成。改良を重ねました。これ、古くなったヤッケの帽子を使っているのがミソです。ぴったりなんですね、これが。 現地入りが遅れているのもこれを含めた寒冷地仕様のものをいくつか自作しているためでした。 三脚の雪もぐり防止対策と防寒オーバーブーツも自作してますが、これもなかなか、、、。 このケースも、 1Dmk3用がまだ発売されていないからだったんですけど、それもどうやら間に合いそうです。近々発売になるようです。二重で使ったらほぼ完璧かな。 これで、 -20〜ー30℃で長時間露光がいけるかな?カメラはいいけど、人間がもたなかったりして(笑) 極寒用装備ももう少しで揃いますから、年明けには入山できるかな? 苔むす沢連爆_6
遡行はまだ終わらない。
晩秋の日はすでに傾きかけている。 そして最後の滝(と思われた)。 ほんとに最後にもっとも大きな滝があった。 下から見える部分で13mくらいだが、奥につれて狭くなり3段4段の滝が隠れている。 「これは無理だな」 あきらめと安堵の交錯した気持ちがふと湧いてくる。 あそこを突破するのは、夏に100%シャワークライミングを覚悟しなければ無理だろう。高巻くにしても両岸は絶壁で、かなり下ってからでなければむずかしい。 すごいなあ。 こんな支流で撤退を余儀なくされるとは。 感謝と畏怖の念に満たされて、滝の正面の岩に腰をおろした。 ![]() ![]() ![]() 帰り際に突如として(別れを惜しむかのように)強い日が射してきた。 ![]() その強い日差しは、滝にスポットをあてた後、一瞬にして左に流れて崖を照らしながら登って行った。山の神様が、日があるうちに早く帰れと言っている。 連瀑_5連瀑_4連瀑_3連瀑_2晩秋の八甲田連瀑sRAWという記録画質![]() EOS1D Mark III /EF24-105mmF4L IS sRAW 10月16日AM6:52 13日に山頂部で初雪が降りた後でも山腹ではまだこんな感じだった。U川中流域のブナ林。 1D Mark III には、RAWとJPEGに加えてsRAWという撮影設定がある。RAWの1/4の記録画質(約250万画素)だ。高画素を必要としないけれども画質を落としたくないという場合には有効だ。 よく、「補正しないのであればJPEGもRAWも変わらない」と誤解している人がいるけれど、それはちがう。JPEGというのはすでにカメラ内部で画像処理をしているわけであって、すでに画質は(程度の差こそあれ)劣化しているのです。 ただsRAW=1936×1288ピクセルというサイズは、印刷サイズにするとA5以下になりますね。用途はかなり限定されるようです。WEBとか報道関係ならサイズが軽くて撮影枚数がかせげていいのかな? |