最近のコメント
月別アーカイブ
カテゴリー
最近の記事+総記事数
FC2カウンターリンク発売中ブログ内検索メールフォーム |
氷結_3![]() 2008.1.15/しぶき氷 しぶき氷は川と同じように凍結しない湖でもできる。 それにしても雪や氷は、色温度の変化によって千差のちがいが出ておもしろいですね。特に早朝は色温度が激しく変化してくるしそれもただ単に青みのちがいだけではない。微妙にパープルが強かったりシアンが強かったりします。こういう条件ではAWBではなくて色温度指定5200Kの方がいいようです。AWBではメーカーの色座標軸の設定の差が顕著に出過ぎるようです。これはRAW現像段階でもソフトによってかなり顕著な差になって現われますね。 その色の偏向を現像段階でニュートラルにもっていきすぎたらおもしろくありません。というか、銀塩フィルムの頃でもそういう発色はしていたのですから。だからそれは自然の色なのです。だから無理矢理にニュートラルグレイに持って行く方が不自然な加工だと思うわけです。僕は色自体にもドキュメント性が出ていると思うのでできるだけそれをそこなわないように心がけていますが。 この現像は、AdobeLightroomです。 氷結_1旋律する自然_4![]() EOS1D Mark III /EF24-105mmF4L IS <シュカブラ> 風紋、雪紋、もしくは氷紋とでも言えばいいのだろうか。 夜明け前から僕はこの風景をねらっていた。 というよりも、冬期入山前からこの光景を思い描いて準備を進めてきたと思う。 この写真の要は、夜明け前にこういう場所に陣取ってひたすら待つことである。 冷え込みが必要である。準備にはマイナス15℃〜20℃を想定した。 強風も余儀なくされるしそれが必要でもある。 紋様を浮きだたせるために強い偏った光線がほしい。 そういう条件をひたすら極寒のなかで待ち続けることである。撮影機材以上に人間の方が持ちこたえるのかどうか? 想像通りかなりこたえましたねえ。マイナス20℃はそれ自体はなんてことはないですが、その状態でじっとあまり動かずにいるのが厳しい。以前北八甲田でマイナス16℃でたった30分程度の待機状態なのに凍傷にかかって足の指が紫色に腫れてツメがはがれたことがありました。歩いている時は平気なんですよね。立ち止まって撮影待機状態が危ない。靴対策が要でしたね。靴下の重ね履きというのは度が過ぎると血行が悪くなってかえって凍傷を誘発するのでよくないのです。重度の凍傷で壊死状態までいって指切断なんてのは避けたいし。 それと、八甲田特有の過冷却の霧氷風がくせものですね。不可避的にさらしてしまう眼の周辺に霧氷がふきつけるとヒリヒリするどころか痛いのです。それでもファインダーを確認するにはゴーグルをはずすしかない。その度にビリビリします。 手袋も問題でした。撮影のためには分厚い手袋のままというわけにはいきません。カメラのこまかいボタン類を操作できないからです。だから僕は工夫して右手だけ3レイヤーにしました。一番下が薄いイボ付きの¥100の軍手(ひと差し指だけ開ける)、中にうすいビニール製のもの。外は分厚いもの。必要な時に一枚ないし2枚を脱ぐ。極寒地では軍手だけじゃあカメラ操作もままなりません。モンベル製に3レイヤーの手袋があるんですよね。あれをマネしました。買えば高いしカメラ操作にはやや難があるし。 シャッター切ったらポケットに手をつっこんで中のハッキンカイロで手を暖める。後は鼻歌でも唄って震えながら光と風を待つだけです(笑)。 ラッセル旋律する自然_1_風紋![]() 2008.1.10/南八甲田猿倉 EOS1D Mark III /EF24-105mmF4L IS 色温度5200K ISO100 1/160秒F8 RAW現像 Lightroom この写真を撮る時、車は谷地温泉に置いて、スキーに履き替えて猿倉に向かった。 その谷地温泉が先日、自己破産して営業を停止してしまった。 残念です。 僕もずいぶん世話になりました。ここはこのあたりの温泉ではもっとも庶民的で料金も安い(¥400)し、朝6時から夜10時までいつでも入れるという利便性があって露宿している僕などには非常にありがたい存在だったのです。 開湯400年の歴史があるところですから、是非なんとか再開してもらいたいものです。推測するとたぶんここ自体の経営よりも十和田湖グランドホテルの方の負債が原因ではないかと思う。なんとか継続の方向に行ってほしい。日本三秘湯のひとつと言われていました。 現地から戻りました
無事戻りました。
いい遠征でした。 滞在中、強烈な寒気に襲われました。 雪は平年の半分以下で、全山真っ白というわけにいかず雪山の方はダメでしたけど、素晴らしい冷え込みで氷の世界の方はいい写真が撮れました。雪山の方はまた2月にでも再挑戦します。 現地入りしたのが、1月の4日。 10日ごろから冷え込み始めて、山麓でも零下10℃があたりまえという日が一週間以上続きキンキンに冷え込みました。 滞在中ちょっとかつてない冷え込みが続いて撮影には幸運だったと思います。今は少しおさまってます。 雪不足だったので、雪山の風景は断念して、氷の世界の撮影に集中しました。 マイナス20℃を越えた時もあって、吐く息がファインダーやレンズにかかったとたんに氷結したり三脚も霧氷に吹き付けられてフリーズしたりしてケアに苦労しました。 デジカメのメモリーカードもマイナス25℃対応のSDカードを用意したし、バッテリーも1Dmk3では強化されていたのでギリギリ持ちこたえたようです。出発前に自作した防寒ケースが役立ったかな? 滝の氷結などは、かつてとらえたことのないような表情を写せたかな?そのうちセレクトしてアップしてみます。 単独行だということで多くの方たちに心配をおかけしています。 でも、 僕には単独行が、安全面でも最善の方法なのです。 危機を回避する布石はできるかぎり打ってますし、状況判断は一人の方が適確で速いのです。ましてや冬期に同レベルのパートナーを見つけるのは困難ですし。 策を尽くして、それでも危険はともなうもの。それはある意味でしかたのないことであることをご理解下さいますように。そういう意味において僕は山に対する畏怖の念を常に固持しているし、自然を「征服」しようなどという「傲慢さ」を持つこともないと思います。ご心配どうもありがとう。 ![]() |