写真家の山暮らし

Photos of Japan north country and the Photographer’s Journal 南八甲田の麓、奥入瀬川のほとりの山のスタジオからNature Photoを添えて日誌を綴っています。2012.3.11に恵比寿のスタジオをこちらへ移転しました。

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自然への渇望感

自画像


 
なかなか東京の仕事が片付かず山に出発できません。
それにしても今年は異常に暖かい。結局3月も4月も一度もドカ雪がなくて融ける一方だった。こんなことは記憶にないですね。まだこの後に可能性なきにしもあらずだけど、たぶんこれも観測史上初ではないのだろうか?ここも樹上の雪も融けないうちに雪面がどんどん下がっていますね。(3月12日高田大岳中腹)

 その間、僕は東京で飲み過ぎでした(苦笑)。どうも最近は記憶をなくすまで飲みきらないとすまないようで困ったものです。自然への渇望がどんどん膨らんできている。落ち着かないのかなあ?スタジオにこもって仕事をしていると(笑)。でも実はその渇望感、空腹感が必要なんですよね。だいぶ煮詰まってきました。2.3日後には出発します。

今度の遠征は、1ヶ月近くの予定ですので、ブログはしばらく休載します。

 北八甲田連峰
北八甲田連峰


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2008.04.15[Tue] Post 13:58  コメント:2  TB:0  日誌  Top▲

不思議な光景

ザラメ雪


激しい寒暖差が生み出した不思議な光景です。日中の日差しで融けた雪が瞬時に凍ってしまって氷の山のようになっている。でも氷ではないんですね。非常に細かいザラメ雪なんです。だから滑って転ぶということはないのです。サクッサクッと沈みます。一期一会のような光景でした。

**来週からまたしばらく入山する予定です。今度は長期滞在になりそうです。
2008.04.10[Thu] Post 13:13  コメント:2  TB:0  雪山  Top▲

楽園で横たわる至上の昼寝

自画像


2008.3.12/
この頃はもう北八甲田も完全な春山でした。例年よりも2週間も早いのではないか?
手前が高田大岳。奥に見える小岳を越えて5時間ほどでたどりつく。
急ぐ用もないのでゆっくりとしたペースで歩く。高田大岳にかかるあたりからルートをはずれて歩いたので人影も足跡もなくなった。この時期に晴れていれば迷うはずもない。自由に好きなところを好きなように歩けばいい。春の八甲田は北であろうと南であろうとそういうところなのだ。
なんという自由だ。
ましてや今年は高田大岳の登山口である谷地温泉が閉鎖されて東側を歩く人がだいぶ少なくなったようだ。温泉がないのは寂しいけれど、これで高田大岳の自然はかなり回復するのではないかという気がする。

カモシカ食べ跡

カモシカが食べた跡。
キツツキ

これはキツツキの跡。かなり大きい。普通は丸形に掘られるのだが、こういうふうに長方形に掘れているのは大型のキツツキの証拠だ。クマゲラならばうれしいけれど、クマゲラはもう絶滅寸前でこの地でももう20年以上目撃されていません。
下写真は、掘れた木くず。
キツツキ


ダッダッダッダーというドラミング(きつつく音)が頻繁にこだまする楽園のような森で横たわる春うららの昼寝。山の神からいただいた貧乏写真家のささやかな贅沢^^;


2008.04.07[Mon] Post 12:14  コメント:0  TB:0  八甲田山歩きの旅  Top▲

渋谷のバーで

サムデイ


EOS1DsMark III EF24-105mmF4LIS ISO1600 レンズ焦点24mm 1/25秒 F4.5 AWB

1DsMark IIIのテストがてら渋谷のいつものバーへ。
ISO1600の画像、悪くない。AWB(オートホワイトバランス)もさすがにいい。タングステン光の店内撮影でAWBでISO1600でここまで色を出せるのはなかなかない。ペンタやオリでは無理だし、ニコンも最近はよくなったけどまだ今イチ。
24mmでもここまでボケを出せるというのもフルサイズセンサーの魅力だね。マスターにピンがきてたら怒られるし(笑)
2008.04.04[Fri] Post 18:17  コメント:2  TB:0  八甲田山歩きの旅  Top▲

若松孝二の映画

完全でないものをゆるせ
本格的に山の写真に取り組むようになってから僕はこういう考えを持つようになっていた。
ゆるす寛容性が山にはあるのだと。もっと端的に言うと、自然のなかには完全なものとか完璧に純なものなどひとつもないのだと。

テアトル新宿で今上映されている若松さんの映画を観て、そういうことを思い至ったのだ。

花ひとつとっても被写体として完璧なものなどひとつもない。
ミズバショー


ミズバショーが群生しているが何百万の花をくまなく探しても完璧な花というものはないのだ。どこか枯れたり色がにじんでいたり形にゆがみがあったりしているものだ。


ミズバショー


そういうことは(=純ではないこと、完全ではないこと)、マイナスなのではなくて、その多様性こそはむしろ豊かさなのだと気づかされたのである。

 人間社会にもこの多様性が大事なのだと思う。

 悪いものは全部排除しようというのは、やっぱりあぶない考えなんだ。ナチスやスターリンみたいになってしまう。原理主義とおなじでそういうのはみんなあぶないんだよね。時々ぐーたらだったり、不純なものが混じってたりした方がいい、というのは前々から感じていたことだが、南八甲田の自然の寛容さというのはそれに確信を持たせてくれたような気がする。なぜまじめで純粋なのがいけないのかと言うと、自分の考えていることは正しくて、やってることは純粋だと思いつめてしまうからだ。それがなぜあまりよくないのかと言うと、やっぱり人の意見を聞かなくなるからだね。適当にいいかげんな方が自分の考えや行動を修正しやすいのかもしれないね。

 そういうことをこの映画を観て思った。若松さんは最後に加藤少年に「勇気がなかったんだよ」と叫ばせた。そのとおりさ。でも森と永田はちがうでしょ。もっと深いところのものは何?マルクス主義も含めた近代思想の問題じゃないかな。自然の教えを忘れてしまったところの。人間は純なもの、完全なものを作り出せるというのはすでに傲慢でしょ?自然界には純なものは何ひとつないんだから。

 でもこの映画は傑作ですね。若松さんは最高の映画を作った。最高のドキュメンタリーを撮った。それが彼の仕事だからそれでいいと思う。解明するのは彼の仕事ではないよね。
 

2008.04.03[Thu] Post 11:58  コメント:0  TB:0  日誌  Top▲

冬の山行食

野食


ソーセージの水煮、アルミ缶の地酒を飲み干した後に味噌汁、サカタのアルファ米にスパゲッティ用の明太子ソースをかけたもの。
 キャンプのはじめの頃はけっこう贅沢な食なのだ。冬は山菜も岩魚もキノコもなにもないので野宿を重ねるにつれだんだんと侘しくなってゆく(笑)。
 日本酒も初日だけの贅沢。重量がかさむのでアルコール度数の強いスコッチとか焼酎の方が多い。しかも今回はマグカップを忘れてしまったので入山前に、カップの代用にするためにコンビニでこのアルミ缶のにごり酒を買ったのだ。にごり酒を飲みたかったというのもある(笑)。
 サカタのアルファ米は究極の携行食かもしれない。これは2食分入っている。お湯を注いでジップをしめておくだけで15分でできる。水でも30分でできる。これにスパゲティ用のソースを使うとけっこういけるというのは僕のアイデアである。明太子が一番いける。イカ墨やバジルソースでもまあまあだ。これが2食分あるというのが使えるのだ。朝にお湯を注いで半分だけ食べる。残りはジップをしてポケットにしまい込んでおく。昼ごろ、これに水を入れてポケットに入れたままで30分ほど持ち歩くのだ。そうするとまた少し生温いメシにありつけるというわけだ。昼はこれにごま塩だけとか味噌だけとかつけて食べるわけだ。昼はそんなもんでじゅうぶんだ。
 もっともアルファ米を使うのは冬が多い。火が焚けないことが多いからね(夏は焚き火をして米を炊く)。コンロでも炊けないことはないが気温が低すぎてガスを消費しすぎるので×だ。3分でできる細めんのスパゲッティとか乾麺の方が早くできていい。

 山で野営を続けると、食というのは生死に直結するものだという、街ではすっかり忘れかけていることを思い出させてくれる。というか、普段いかに飽食なのかという事実に気がつく。去年の7月、長雨に山中深く閉じ込められて野営を続けていた時、最後のころは携行した食料は米とごま塩しかなくなっていたけれど、岩魚も捕れたしミズもフキも野イチゴも採れた。だから下山をあせったことはなかった。南八甲田の山は豊かなのだとつくづく思う。酒とタバコが切れたのでしかたなく山を降りた(笑)。僕もまだまだ俗物であるか^^;
2008.04.01[Tue] Post 10:31  コメント:0  TB:0  キャンプ  Top▲

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