写真家の山暮らし

Photos of Japan north country and the Photographer’s Journal 南八甲田の麓、奥入瀬川のほとりの山のスタジオからNature Photoを添えて日誌を綴っています。2012.3.11に恵比寿のスタジオをこちらへ移転しました。

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観天望気

高田大岳
EOS1Ds Mark II EF16-35mmF2.8L  ISO100 2007.5.5

今年は台風が多いですね。天気予報が最近よくはずれます。それは過去のデータをもとにしたコンピュータ解析にたよっているからでしょう。ところが最近の気象というのは過去30年とかの気象をとびこえた異常気象が頻発するのではずれるのでしょう。

こういう時は、山では特に、観天望気の方がより確実だったりします。
観天望気(かんてんぼうき)とは、自然現象や生き物の動きなどから天気を予想すること。あるいはその地方の天気に関する伝承のようなものですね。
この写真、高田大岳に傘雲がかかっています。こういう時はしばらくすると南八甲田に雨が降る確率が高い。これは伝承ではなくてただ単に僕の経験からの話です。この話を100%信用するというのはよしてください^^;やませ(偏西風)に押し返されて変わることもありえますから。
観天望気、例えば、ミミズが地上にやたら出てきたら大雨になる、というのもありますね。

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2008.09.30[Tue] Post 16:24  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲

ISO3200の夜景

http://iwakino.com/zoomfy/080509-_13K0190.html

EOS1Ds Mark III ISO3200 で撮影した八甲田連峰の夜景。100%まで拡大できるように本家サイトにアップしました。(画像上でクリックすれば拡大します。パンもできます)
ISO3200の星空写真としては驚くほど色がきちんと残っているし、微細な星も解像されています。若干星が流れているのは30秒露光のためです。100%拡大するとたしかにノイズは多い。しかしこれを例えば、SylkypixとかNik社のDfineとかのNR除去ソフトを使ってノイズ除去処理をするとたしかにノイズは少し消えるけれど、微細な星まで消えてしまう。NikのDfine2.0は「ディテールやシャープネスを維持しながら、とても簡単な方法でノイズ除去が可能になり、これによって撮影した全ての写真の品質を向上することができます。」と謳っているけれど、必ずしもそうじゃありませんね。むしろLightroomとPhotoshopCS3の方が簡単だしディティールを残した処理ができた。さすがにAdobeは洗練されていると思う。


(注。Jpeg圧縮してありますから、本データよりもノイズは多いしトーンも若干失われています。パソコンのパワーが足りないとズームアップに時間がかかるかもしれません。)

2008.09.29[Mon] Post 17:52  コメント:3  TB:0  星空  Top▲

赤沼その九

赤沼
EOS1D Mark III /EF24-105mmF4L IS 2007.10.22

たった3日のことだ。急速に冷え込んで、華やかな秋色は晩秋を帯びてきた。僕はこの季節がもっとも好きかもしれない。山は豊かさにあふれている。川の水はもっとも澄み渡ってくる。そのなかで少しずつ冬に向かって寂れていく感じがいい。あらゆる生き物たちが厳冬にむかって準備している。

 クマに出会ったのもこの二日後だった。山ぶどうの蔦の下に座り込んで夢中になって果実を食していたから人間が近づいてきたのも気づかなかったのだろう。察したのは僕の方が一瞬早かった。「あっ」と息を飲んだ次の瞬間、クマは後ろを振り向いて人に気づいて動転(したように見えた)し、俊速の動きで立ち上がって崖斜面を猛然と駆け上って逃げたのだ。僕はただあっけにとられてなすすべもなく立ち尽くしていた。しばらくして、なんだかその様が可笑しくて、くすくすと笑ってしまった。状況は危険にあふれていたかもしれないけれど、僕は可笑しさだけがこみあげていた。「あいつ臆病なやつだ」。ケタケタ笑った。奴が蔦をゆすって落としたであろう山ぶどうがたんまりとあって、僕は少しばかり失敬してきたのである。まだそれほど大きくはなかったし3歳くらいの若いクマだった。独り立ちして一年目くらいのものだろう。

(この時から僕は首にぶらさげて歩けるくらいの軽いカメラが欲しくなった。まだ思案中。ちょうどいいのがなかなか見つからない。)

 南八甲田はクマが悠々と暮らしている。それは豊かな森の象徴なのである。7月には黄瀬川でもっと大きいクマと遭遇した。その時は、その大きさだけで固まってしまうほどヒヤッとした。クマが里山まで降りてくるようになれば森の自然が豊かさを失っているということ。クマに会いたいとは思わないが豊かな森が続いてほしいと思う。

 北八甲田ー仙人岱の湧き水が今年になって枯れているそうだ。いままで聞いたことがない。北八甲田の自然が確実に悪化していることの証左ではないか。仙人岱あたりの湿原が何年も前から荒されてきたことは僕は以前にも発言したことがある。荒らした原因の半分以上が登山者にあることはまぎれもない事実なのである。理想論ではなくてこの事実から出発しなければならない。南八甲田登山道整備の問題もこの現在の事実から考えるべきではないのか?南八甲田も北八甲田と同じように登山道を整備すれば同じような事態にたちいたる。そう思えるのが普通ではないか?自然が大好きな登山愛好者たちにももういちど考えてみてほしいと僕は思う。
2008.09.26[Fri] Post 14:45  コメント:10  TB:0  赤沼  Top▲

黄葉ー赤沼その八

赤沼
EOS1D Mark III /EF17-40mmF4L   2007.10.19

2008.09.26[Fri] Post 11:38  コメント:0  TB:0  赤沼  Top▲

オリンパスは

けっきょくモックアップしか出ないのか?(フォトキナの話)
開発の遅さと方向のずれみたいなものにやや不安。

ライカが3750万画素で35mmフルサイズより60%大きい撮像素子というものを出してきたけど、スペックは魅力だがちょっと値段的には問題外だね。やけくそにも見える。売る気がない?ライカやばいのか?ああそうか、プロは相手にしていないのね^^;フェラーリみたいなもんだ。ただのステータス。それならそれもありか^^;でもなんか勘違いしてるよね。銀塩時代なら一生ものだけど、デジタルじゃあ5年で色褪せる。


2008.09.24[Wed] Post 16:28  コメント:0  TB:0  デジカメ  Top▲

赤倉岳、赤沼その七

赤沼
EOS5D 17-40mmF4L

赤倉岳(北八甲田にも赤倉岳があるのでここは南部赤倉岳とも言われる)は、標高1280mしかないが、登頂は薮が深くかなり厳しい。右側からも左側からも行けるが、赤沼の奥からまっすぐ登ると標高800mくらいで断崖にぶちあたっていけなくなる。そこからトラバースする手もなくはないが、薮が密集している上に巨岩もゴロゴロころがっていて難解。落石の跡もある。森の巨岩帯は異様な光景であった。なぜ撮らなかったのかと悔やむ気も残るが、当時はそれどころではなかった。1時間も苦闘して横に100mしか進めない状況でとてもカメラをザックから取り出す余裕がなかったのだ。結局その日、僕は赤沼の岸で野営することになった。
  モリアオガエルのガッ、ガッ、ガッ、ガッ、、、という鳴き声がやかましい夜だったが、奴らも盛りついててしかたねえなとひとり寝酒を飲む(苦笑)。

赤沼


2008.09.24[Wed] Post 13:52  コメント:0  TB:0  八甲田山歩きの旅  Top▲

赤沼その六

赤沼
EOS5D EF17-40mmF4L 1/30秒 f8 ISO100 2007.7.7

まるで南海にでもきたような錯覚を覚えた。赤土は、この沼に唯一そそぐ赤倉岳からの沢の流砂である。そのおかげで一層水の青さが際立っていた。

赤沼

2008.09.19[Fri] Post 16:24  コメント:0  TB:0  赤沼  Top▲

EOS 5D Mark II

ソニーのフルサイズ機も悪くなかった。パナソニックの一眼もおもしろい。でもキヤノンの5D新型はさすがにいい。

このスペックでこの値段は安い。これが一番のおどろき。(これソニーつぶしだね)
画素数は1600万ぐらいだろうと思っていたのに、2110万画素。
動画撮影対応、しかもフルHD.これもおどろき。

バッテリー、センサークリーニング、防滴、液晶、ライブビュー、画像エンジン、14ビット、高感度ノイズ、各面が強化されている。

それで重さ、大きさはほぼ据え置き。僕にはほぼ文句なしのアップデートのように感じます。

サンプル写真はまだ4点しか出ていませんが、そのうち3枚が風景写真。中心ターゲットはここだと言っているような気もします。
サンプル画像ですけど、空と雲の描写、色乗りがよくて深いような感じで、高画素化のデメリットはきちんと消してきたように思えます。これだけではわかりませんけどね。ひっかかる点は、SDカードに対応していないこと。防滴が少し弱いかもというところぐらいかなあ?

これが1Dsの半値以下以下で買える。売れるだろうなあ。予約入れてもいつ手に入るのかそっちの方が心配になってきた。
2008.09.18[Thu] Post 13:39  コメント:4  TB:0  デジカメ  Top▲

赤沼その五

赤沼


赤沼

2008.09.17[Wed] Post 17:51  コメント:0  TB:0  赤沼  Top▲

赤沼その四

赤沼
2008.09.16[Tue] Post 17:46  コメント:0  TB:0  赤沼  Top▲

パナソニックの新型一眼

発表になりましたが、このDMC-G1というカメラおもしろいですね。
ミラーをなくしたので一眼レフとはもう言えないわけですが、そのかわりにパナソニックは、ライブビューファインダーというものをつけてきた。これがいいアイデアです。実際にのぞいてみたい。これができるならたしかにミラーはいらないのではないかと思う。そうすればボディを薄く軽くできるできるわけだし。レンズもかなり小さくなってるし。これは今後オリンパスもふくめてフォーサーズ陣営は注目ですね。ニコンもソニーも新型をだしてきたけど、僕はシステムを一新してまで買い替えようという気にはならなかったけど、このG1ならサブ機でそろえていいいかなあという気がしてきた。この大きさと重さなら(レンズつけて685g)首からぶらさげて歩けそうな気がする。ヨドバシでもう予約価格がでていますがレンズキットLUMIX G VARIO14-45mm/F3.5-5.6 付きで89、800というのは、ちょっとクラッときますね。

 17日に発表されるであろうキヤノンの5D後継機もあるし、困った。こっちは、ビデオ機能付きで2000万画素超、デザインも斬新らしい。

このパナのG1って、一眼初級者向けをねらっているようだけど、案外これに注目しているのはプロではないかと思う。ボディが重くなる一方のプロ向け新製品ばかりを出してくるのはいかがなもんかと僕は思ったわけです。フルサイズセンサーの一眼でもミラーレス可能ですよね。ぜひ出してほしいなあ。

2008.09.13[Sat] Post 23:58  コメント:6  TB:0  デジカメ  Top▲

見たことのない風景_赤沼その三

ルリイトトンボ
きっとあんまり誰も見たことがないでしょう(?おかしな日本語だ^^;)。
 これ、ルリイトトンボが赤沼湖面を群遊しているところだ。

北八甲田の毛無岱や南八甲田の黄瀬萢等でも見かけるが、単発に2.3飛んでいるにすぎない。これだけ群生して生息しているのは日本中さがしてもおそらくここだけだろうという(某東北大教授。名前失念した。小笠原哲男さんからの伝聞)

  ルリイトトンボは北方系で、標高が高く、気温の低いところでしか生息できない。温暖化でどんどん生息域がせばまっている。それに近頃はブラックバスやブルーギルなどがあっちこちで繁殖してヤゴを食べてしまうのでますます希少化している。赤沼には岩魚すら生息しないから楽園なのだろう。
ルリイトトンボ

ルリイトトンボ

ルリイトトンボ

2007.7.7  EOS 5D EF70-200mm F4 ISO1250

2008.09.12[Fri] Post 10:55  コメント:0  TB:0  ルリイトトンボ  Top▲

赤沼その二

赤沼
2008.8.26

一週間降り続けたけれどこの沼は濁らない。
赤沼
2006.6.07
赤沼

赤沼


2008.09.11[Thu] Post 10:12  コメント:0  TB:0  赤沼  Top▲

水の清きこと世界一の沼,赤沼その一

トレッキング
翌日、赤沼へ向かう。雨続きの天候と子連れなのでどうしても安易なコースを選んでしまう。
一部薮やぬかるみがあるが、4.50分ほどのアプローチ。
自画
てぬぐいを首に巻いているがキノコ採りのオヤジではありませんゾ(笑)。てぬぐいは日本の誇るべき万能布です。
山用品のハイテクタオルとか高価なものも売られているが、ほとんど高いだけで役に立たない。
赤沼
EOS1DMark III   EF17-40mmf4L  ISO400 1/15秒 f8 2008.8.26


この写真、深田久彌の文章をおもいだしますね。以下、昭和十六年の「山上の池沼」から。

「僕がその赤沼の存在を知つたのは、温泉の停留所の粗末な掲示からだつた。バスを待つために掘立の四阿(あずまや)小屋が立つている。その柱に板切れが打ちつけられて、それに下手な字で、「赤沼(一名瑠璃沼)水の青きこと日本一、水の清きこと世界一」と広告してあつた。世界一は大きく出たな、と笑つたが、ずつと後になつてその道の友人に訊いだところによれば、最近の測定では事実その透明度は世界一なのださうである。何物でもあれ、世界一となれば珍重するに足る。」
と記して、「僕の本当に好きな山上の沼」のひとつは、赤沼だと書いている。
もう少し引用してみる。
「素晴らしい撫(ぶな)の原生林の中を細々と続いている道で、それをどこまでも辿つて行くと、、、、、。
やうやく赤沼のほとりに出た。いかさま水の清澄なことに感歎したが、その感歎をどういふ形容を以て諸君に伝へていいか、途方に暮れる。寂びを帯びた濃藍色、などと云つたところで言葉の綾に過ぎない。とにかく先にあげた僕の好きな山上の沼の條件を充分に兼ね備へていた。全く訪れる人もなく、この自然の珍宝がこゝに隠されているのである。
山上の池沼はしばしば「山の瞳」などと軽々しく美文家の手に濫用されるが、かういふ山中にひつそりと清麗な水を湛へている沼こそ、真の山の含羞ある明眸といふべきであらう。僕等はこの明眸を更に美しく眺めようとして、傍(南側)の山に登つてみたが、木立に妨げられて期待したやうな展望は得られなかつた。木立のチラチラする沼をカメラに収めようとした僕の野心など当然の失敗に終った。」

赤沼の素晴らしさは、季節・天候によっていくつもの顔を見せてくれるところにある。だから一度二度行ったところでそのよさはまだわからない。
ここで、深田久彌が58年前に見た「寂びを帯びた濃藍色」とは、きっと今でも変わらないと僕は思う。

別名「瑠璃沼」ともかつて呼ばれた「赤沼」は、南八甲田赤倉岳直下山麓の標高685mのブナの森の只中にある。赤沼は赤倉の沼という意味か?

◆透明度の測定法…直径30cmほどの白い円盤を水の中に入れ,それが見えなくなったときの深さを測る。

環境省データで赤沼は、透明度18mだが、赤沼の最大深度も18mなのだ。つまりこれ以上計れないから便宜上18mになっているにすぎない(=最大水深比100%)
(1980年の統計。堰止め湖最大赤沼18m(標高685m)、カルデラ湖最大摩周湖35m 火山湖最大五色沼9.50m、十和田湖15m田沢湖6.0m(1940年代は35.5mで世界一と言われた) 圧倒的多数は透明度5m以下である。透明度10m以上の湖沼は全国で13湖沼。

1993年統計だと、赤沼18.2m 摩周湖28m 五色沼7.0m十和田湖9.0m田沢湖4.0m
最大水深比100%赤沼、摩周湖は13.2% 五色沼77.8% 十和田湖2.8% 田沢湖0.9%
で、赤沼は変わらず他は軒並み落ちている。
だから赤沼は、推定世界一である。と僕は言っておく。そんなもんでいいじゃないか。

続く。次回もう少し赤沼の写真を紹介します。この時勢、こんだけじゃあ「何が世界一だ、夜郎自大もいいところ」などと憤慨するご仁もいるかもしれないし。
2008.09.10[Wed] Post 15:56  コメント:3  TB:0  赤沼  Top▲

滝を登る その三

滝

この滝は、右側からやや迂回ぎみに登った。たいしたことはない。源流遡行の一番のキモは、正しいルートを見つけることである。
滝

この滝のポイントは、手前の淵だった。雨が続いたおかげで増水していていつもより深い。両岸も絶壁でへつって壁沿いに渡るのも難しい。
一瞬躊躇した。ひとりなら泳いででも渡っただろうけど、ドシロートの息子がついている。泳ぐのはたやすい。
問題は全身濡らした後の遡行である。水を含んで衣服もザックも重くなるし、気温も15℃くらいしかなかったので冷え込みも気になった。
迷ったけど、渡ろうと決めたのである。
ここで撤退したら、下りは川だということを考慮した。川下りは、登りよりもずっと危険なのである。下りは森に抜けて降りた方がいい。それが決め手になった。
 決めたら行け行けドンドンだ。
「大丈夫だ。行け!」と。高校一年生も怖いもの知らずのようで浅いところを探しながら渡ってゆく。ところが見ためより浅くてせいぜい腰の上ぐらいまでで渡り切ったのである。はっはっ、残念(笑)。どうせなら泳ぐ渡渉も経験させたかったけれど^^;

滝

滝

そして最後の滝。これは直登は難しい。源流もほぼ源頭に近いのでここで高巻き、遡行終了とした。
川を上がって、あとは、100mほど下から右側の崖を登った。
崖は50mくらいかな?
これは苦労した。崖の最後に猛烈なネマガリタケの密集地帯があったのだ。クマザサしか知らない関東や関西の人にネマガリタケの笹薮の怖さはきっと想像できない。太さは若い青竹ほどにもなる。高さは3mにもなる。ハイマツやヤナギ類も混じってくる。四方まったく視界の効かないところを10分も進むとだれでも不安にとらわれる。それが1時間すすんでも突破できないとなるとベテランでもパニックになる。それが南八甲田の山である。それでもここはまだいい方だ。黄瀬川上流の両岸の高巻きはまちがいなく日本一の厳しさ。しかもクマの営巣地としてもかなり濃いから半端ではない。シロートを連れていくところではない。だからそれは避けたわけだ。
一時間ほど薮地獄と格闘してようやく抜けた。

汗だくになって抜けたところにブナ林が広がっていた。
淡い緑の視界が広がり薄明かりの中をひんやりとした爽風が抜けてゆく。地獄から天国へ抜けたようだった。

ブナ林





2008.09.04[Thu] Post 14:13  コメント:1  TB:0    Top▲

まつろわぬ民が残した自然

実は今回僕は、仙台まで高速道路を使わず4号線を走ってきた。
おかげで通常の倍の時間がかかってしまった。18時間だ。青森から岩手を縦断して延々と走った。ETC夜間割引を使うため高速道に乗ったのは夜の12時すぎである。さすがに疲れた。何度かパーキングで睡眠をとったりしたけれど、ひとりで18時間も運転し通しというのはけっこうへとへとになった。年なのによくやるよと我ながら思う。

 白石から浦和まで高速代金は¥3950で済んだ。十和田から浦和まで普通に高速を走れば¥12100かかる。今ETC深夜割引は4割引なのでずいぶんと安くなっている。貧乏な身にはありがたい。ガソリン高で帳消しだけれども。

 でもそれだけではない。僕は、かつての「日高見の国」をずっと走ってみたかったのである。「大和の国」へいたるまでどれだけの山と川を越えるのかこの眼で確かめたかったのである。「日高見の国」とは、陸奥の国(=みちのく)のこと、つまり「まつろわぬ民」=蝦夷(エミシ)の国のことだ。僕は今そのことが頭にひっかかっている。北東北に原生の自然が残ったのはなぜか?千年にもおよぶ蝦夷人の「大和の国」の支配に対する「服(まつろ)わぬ」戦いがあったからだという確信をいつか明らかにしてみたい。そこに残る自然と文化も写真にしてみたいという気持ちもある。

 疲れたけれどいい旅でした。古代からの歴史を思いめぐらせてくれる道のりでした。

 
時間のロスを減らすことばかりほめそやされる効率主義の現代において、まったく無駄に疲れることをよくやるよ、とみんなに目をむかれてます。
でも僕は気にしませんよ。無駄と思われるくらいの時間をかけないと見えてこないものとかってあるんですよ。

インターネットでちょちょいと調べりゃいいじゃないか、だって?

だから浅はかで上っ面だけなんだってば。

これからもちょくちょく下を走ろうと思ってます。

2008.09.03[Wed] Post 19:14  コメント:2  TB:0  蝦夷の国  Top▲

苔むす滝の水しぶき

滝

EOS1DMark III   EF17-40mmf4L  ISO200 1/6秒 f11 2008.8.26

ここの苔はなぜこんなに青みが強くしかも濃いのかわからない。他の南八甲田の滝と比べても特別である。
滝の水しぶきが美しく映えるのは、濃い苔のおかげでもあるようです。

(僕のディスプレイ環境-ナナオCG222WとFlexScan L797のデュアルディスプレイでは、L797の方ではこの色のちがいがあまりわからない。
もちろんどちらもキャリブレーターをつかって色調整している。
この青から緑への色域は、(L797の)sRGBカラー域では出てこないということだ。=AdobeRGBカラー域のディスプレイが必要ということ。
CMYKの印刷ではこの違いは出ないと解説する方がいるけれど、それはまちがいです。しっかりした印刷屋なら出てきます。
パソコンのプリンターでもそうです。僕が使用している顔料プリンターPixus Pro9500(10色)でもしっかり出てきます。
デジタル時代の機材では、デジカメと同じくらいにひょっとするとそれ以上に、ディスプレイとプリンターが重要だということですね。)

2008.09.02[Tue] Post 10:00  コメント:1  TB:0    Top▲

滝を登る その二

滝登り
連瀑帯を登りきったところ。ホッと一息というところ。
下写真も上から見おろしたところ。
滝

見上げると美しく3分岐した滝。
滝


2008.09.01[Mon] Post 18:08  コメント:0  TB:0    Top▲

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