写真家の山暮らし

Photos of Japan north country and the Photographer’s Journal 南八甲田の麓、奥入瀬川のほとりの山のスタジオからNature Photoを添えて日誌を綴っています。2012.3.11に恵比寿のスタジオをこちらへ移転しました。

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山桜撮影のむずかしさ

山桜
EOS1Ds Mark III EF70-200mmF4L 2008.4.28
「桜を入れてほしい」というのがクライアントの僕に対するたったひとつの要望であったけれど、
この何でもないかに思えるリクエストである桜の撮影に僕は、12ヶ月のカレンダーの中でもっとも時間を費やした。

2007年春は、結局あまり気に入ったものが撮れず、カレンダーに掲載されたこの写真が撮れたのは、2008年4月28日だった。これが撮れて一年間の撮影は文字通り全終了した。

第一に、僕は今まで桜の撮影にあまり興味を持たなかったこと。それは、この時期は、新緑の萌える季節で、山ではもっと興味深い風景がいっぱいあったということに関係している。

第二に、山桜にテーマを限定したおかげで、ロケハンに多大な時間を費やしてしまったこと。山桜は、ぽつりぽつりとしか咲かない。写真のように、一望にできる山桜の撮影地はめったに見つけられない。だから、僕の撮った第二候補は、沼にぽつんと一本咲いて湖面にミラーリングしている写真であり、第三候補は、全面ブナに覆われた森にぽつんと一本咲く桜であった。

第三に、この季節は春霞の時期でもあって、ランドスケープのような遠景の写真は水蒸気のせいで鮮明さを欠いてしまうこと。とりわけ八甲田の4月-5月は、雪解けが強烈で春霞のモヤはかなりやっかいである。霞んだ写真を何百枚も無駄撮りしてしまった。


この写真は、「温暖化」の象徴的な風景でもある。
山桜は、従来なら冬枯れの季節に咲く。このようにブナの新緑と同時に満開になるのはめずらしい。この年はブナの新緑が2週間以上も早かった。
 
 苦労したけれど、僕はこの写真が案外と気に入っている。山桜とブナ(と下の方のミズナラかなと思われる木々)が競うように、沸き立つように開いている様は、南八甲田の植生の生命力の強さを見せつけているようだ。

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2009.03.30[Mon] Post 14:57  コメント:0  TB:0  ヤマザクラ  Top▲

カタログの撮影の舞台裏

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 広告の仕事もちゃんと続けてますよ。ご心配なく(笑)。ま、それがとりあえず僕のスタンスだし、強みでもあるということで、、、^^;この時勢、広告業界も厳しいですけど、定期ものの広告の仕事が続いているということはありがたいことです。
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電動エレベーターで上がって、こんな感じでやってます。こういう時はリモートファイルトランスミッターがいい。
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この背景も、かの有名な(笑)「幻色の都」^^;
2009.03.23[Mon] Post 16:42  コメント:0  TB:0  コマーシャルフォト  Top▲

黒い音楽、白い音楽

僕らは、ある歌を聴いて、
「この歌手、黒いね」とか「白いな」
という言い方をしたりする。

僕ら、とは誰か?
60年代以降のモダンジャズーフリージャズの流れを知っている人々、もう少し絞れば、「ブラックミュージックとしてのjazz」という捉え方を受け入れてきた人々、より具体的に絞ってみると、相倉久人や平岡正明や植草甚一やや中村とうようや油井正一らの音楽評論をバイブルのように読んできたジャズファンかな?

なぜそういう言い方をするようになったのか?


それは、かつて、(スイングジャズとくくられていた時代)、

ジャズは、白人のための音楽であったという事実

があるのよね。白人がダンスホールで踊るために演奏されていた時代が、ビバップという「革命」を経るまで長く続いたわけです。

白人のためではなくて、自己表現としてのジャズ。

チャーリー・パーカーやバド・パウエルがやったのはそういうことです。ほとばしるようなアドリブとかブルースコードの自由な展開とか、そして何よりも、(スイングジャズの時代には抑圧されていた)もっとも白人が嫌う黒人的なエネルギーと独特なリズムを全面解放することをめざしたわけです。

ようするに、

「黒い」ことを主張した

わけです。そういう流れはその後、モダンジャズにも継承されてゆく。そのことによって、黒人特有の語法をもつ純粋にアメリカ的な音楽芸術モダンジャズが完成するわけです。それとともに、(音楽上においてジャズ以外にも大きな影響を及ぼした)「ブルース」の概念と意義がはっきりとしてきたわけです。

それは、パーカーやバドやマイルスらが、「黒い」音楽に意識的に取り組んだからこそ為し得たことですよ。

「黒い」ということを規定する時に、ブルースケールというものがあるんだけど、
要するに、ヨーロッパ音楽はドレミファソラシの7音を基礎にしているけれど、(アメリカの黒人が連行されてきた)西アフリカのそれは5音階しかない(日本古来の民謡もそう)。だから5音階しかしらないアメリカ黒人が7音階のヨーロッパ音楽を歌おうとすると、半音下の音EフラットとBフラットの音がでてしまうということなのだが、つまり通常の7音に付け加えられた二つの音、ーフラットされた3度と7度ーこれがブルーノートというやつだったというわけだ。(この辺の解説は、山下洋輔の「風雲ジャズ帳」によりました。僕の解説では全然およばないので、くわしく知りたい人はこの本をぜひ買ってよんでください。読み物としても傑作です)

 でもこのブルーノートだけで『黒さ」を理解するのは無理があるわけで、
自ら熱狂的なジャズファンにしてピアニストでもあるアンドレ・ジイドは、こういうことを言っている。

黒人音楽の独特の音のぼかしかたというのは、「はっきりとした音への嫌悪、はっきりした音を掻き乱しその輪郭をぼかそうという欲求」、、、と。

僕らが「黒いなあ」と言う時は、こういう事を頭の隅っこにおいて言っているわけです。



 僕がもっともジャズに傾倒していた頃ー高校から大学2年ぐらいまでのころの記憶をもとに再考してみたわけです。ぼくらのジャズ世代からすれば、とっくに語り尽くした話題ですけど、このあいだ呑み屋で、的外れのツッコミを受けたので、ちょっと整理してみたわけです。

 「音楽を黒いとか白いとか区別するのはおかしい」、
 「差別的だ」...というツッコミ。

後でいくら考え直してみたところで、的外れですよ、これは。
「差別的」どころか、黒人差別という現状を見据えたうえで「ブラックミュージック」としてジャズを捉え直そうという視点に僕らは立っていたわけです。そういう差別に立ち向かって「自己表現」として「解放」としてジャズを表現しようと苦闘しているミュージシャンたちを支えていこうという立場に僕は立っていて、そういうものとして語っているわけですから、それに対して言葉尻をとらえて「差別的だ」と言われてもねえ。返しようがない。

記述するにあたっては、相倉久人さんの1967年刊「現代ジャズの視点」を40年ぶりに本棚のすみから引っ張り出して読み直し、参考にさせていただきました。40年たっても色あせていないその内容にはおどろかされました。
ほかに本棚から出てきた本は以下。
「ジャズはかつてジャズであった」中野宏昭
「抗議としてのジャズ」フランシス・ニュートン
「ジャズは燃え尽きたか」清水俊彦
「ピアノ弾きよじれ旅」山下洋輔
「ジャズ宣言」平岡正明
「モダンジャズ群像」悠雅彦
「ぼくたちにはミンガスが必要なんだ」植草甚一 、等々。

以上は、1年以上前に、mixiで書いたことなんだけど、
mixiには入りたくないから、ブログの方に転載してほしいという人がいたので再度こちらにアップしました。
たしかに僕も最近はmixiは不要かなと思ったりする。

2009.03.18[Wed] Post 18:30  コメント:9  TB:0  音楽  Top▲

名古屋

名古屋地図
写真展の初日、名古屋に行ってきました。
キヤノンギャラリー名古屋は、移転新築したばかりで、立地良し、箱も良しでなかなかいいところでした。
なによりも人、ギャラリー担当者もサロンで働いている女性も活気があって気持ちのいいところでした。
来場者もひっきりなしにあって、おそらく前回の仙台開催の3倍近い人が訪れてくれたと思います。
同じ展示内容なのにこれだけ違うんですね。

写真展の全国巡回は、この後、福岡、札幌と続きますが、僕が会場に立ち寄れるのはおそらくこれが最後です。この後、長期の山行を
計画しています。スタジオの仕事や遠征費用やら機材の調達やらあれこれ工面しなければなりません。まだなんだかんだひと月くらい手間取りそうですが、なんとか片付けて山に入りたい。

野鳥写真家の戸塚学さんが訪問してくれました。
名古屋でJAZZ BAR「Caballero Club」を開いている友人、渡辺夫妻が訪問してバーボンを差し入れてくれました。
どうもありがとう。

2009.03.13[Fri] Post 11:34  コメント:2  TB:0  日誌  Top▲

写真展名古屋へ

氷瀑
「原生の鼓動」展示作品  「氷瀑(南八甲田)」 165cm×110cm EOS1D Mark III EF17-40mmF4L
名古屋地図

岩木登写真展「原生の鼓動」~2009キヤノンカレンダー作品~名古屋開催
は、明日からです。
2009.3.12(木)~3.25(水)キヤノンギャラリー名古屋
僕も初日だけになりますが、会場におります。名古屋地方のみなさん、ご来場お待ちしております。
2009.03.11[Wed] Post 10:52  コメント:0  TB:0  氷結  Top▲

デジ一眼買い替え

を考えているのですが、
アメリカでPMAが開催されていますが、どうもめぼしいものが出ていませんね。今年はもう出ないのかな?

こんなのがほしいんだけど。
1D系並みに堅牢で、軽量ボディの、 画素数1500万画素くらい、電子先幕シャッター。
マイクロフォーサーズ判E3
キヤノンの17-40mmF4L、70-200mmF4Lに匹敵するようなニコンのレンズ(F2.8では重い)。

問題なのは、画像エンジンの容量が上がったからと言って各社ともよけいな機能を詰め込み過ぎ。もっとシンプルに基本性能だけを上げてほしい。あれば便利だよ、というのはたぶん違うと思う。マイクロソフトのOSを見ればわかる。よけいな機能の詰め込み過ぎでどんどん重くなってトラブルも増えている。「便利かに見える機能」というのは、コンデジとか中級クラスとかでやればいいと思う。でもまあ、僕の意見というのは少数派なんだろうなあ(苦笑)。みんなそれほど意味のないスペックとか多彩な機能とかに目を奪われる。
2009.03.04[Wed] Post 12:58  コメント:2  TB:0  デジカメ  Top▲

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