
このしぶき氷を撮るために僕は湖の中に入っていった。
全貌を撮るために湖側から撮るしかないのなら入るしかない。
氷点下10 ℃を超えている中に入っていくのだから、かなりこたえる。
僕も当然しぶきを浴びる。
あまり長いこと入っていると僕がしぶき氷になってしまうという冗談にもつかないことになってしまうわけだ。
高い波が間髪いれず押し寄せる。
しぶきはときおり僕の顔まで降り掛かる。それでも波のタイミングを待っているのだからそれもしかたがない。
撮影を続けたのはわずか10数分だろうか?
三脚は完全に凍結して収納不能になっていた。服も手袋もしぶき氷状に凍っていた。今考えたら、僕のその姿を撮った方が絵になっていたかもしれないね(笑)。いそいでケアしないと思って、その時はそれどころじゃなかったなあ。

