
2008.4.19/EOS1DsMark III
不安をおぼえるような、あるいは自然への畏怖の念を抱かせるような古老の巨木達の写真ばかりを連載していると息苦しくなるのかもしれないので、少しなごむような写真をのせました。これは次の日に歩いて撮った風景。
きれいな写真ややさしさを感じさせる写真だけを撮るのでは片手落ちで、それではきちんと自然の風景を伝えることにはならないという気持ちが僕の中にはあるので、きれいな写真美しい写真ばかりオンパレードという現状に対するアンチの気持ちが少し出過ぎているのかもしれないね、最近の僕は。
ただ僕の中では、自然の中にある相対立する両面の本質=美しさと厳しさ、人間が自然に対して抱く両面のもの=癒しと畏怖、というものをバランスをとって伝えていこうという気持ちがあるんですが、現代人は疲れているから厳しいものを見たくない、癒しと美しさだけを求めているのかなあと思ったりもしますが。

深い霧の森を歩いていてスーッと前方のモヤが明るくなってそこだけ神々しく日が射すことがある。いつも一瞬なのだがこの日はカメラを構えられるぐらい長く続いた。流れるようなライティングが遠方のミズバショーまで照らして遠ざかりフェードアウトしていった。完璧なショーを見ているようだった。