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南八甲田の森と源流を彷徨した記録、Gスタジオから発信する雑記 Photos of the Forests and Streams of Mt. Hakkoda and the Photographer’s Journal

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大自然は「悠久」を失いかけている

高田大岳
小岳山頂で四周を見渡してシャッターを切り、最後に高田大岳に向かうと異様な光景にまみえた。
雲海ではなくハイマツの海。気流がこっち側だけよどんでいるように感じた。たぶん実際そうなのだろう。ここは西風と東風(やませ)のぶつかるところなのだ。
 ハイマツは、温暖化の影響でこんな山頂まで逃げ上がってきたようだ。大自然は「悠久」を失いかけている。僕は近頃ずっとそういう思いにかられている。
2008.11.25[Tue] Post 11:41  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲

陸奥湾遠望

陸奥湾
2008.10.14 EOS1Ds Mark III

美しい弧を描いてわずかにのぞいている白い水面が陸奥湾だ。湾を囲む陸地が下北半島だ。わずかに北海道が見える。

2008.11.21[Fri] Post 12:36  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲

大岳と井戸岳

大岳と井戸岳
小岳は山頂までびっしりとハイマツに覆われている。左が大岳、右が井戸岳。2008.10.14 EOS1Ds Mark III

深田久弥は、70年前、大岳に登ってこう記している。

「目指した山の頂に立った時の喜びは言うまでもない。先ず四周の大観だ。見える、見える。我も我もとそそりたつ山々を、どこから見ようか間誤つく位だ。目ぼしい山だけを拾ってみれば、先ず南遙かに、幾重もの低い山波を越えて岩手山がどっしりと構えている。盛岡の方から仰ぐとあんなに美しい形を持っているこの山も、ここからはゴツゴツしたブキッチョな恰好に見える。それから右へ一段と低く陸羽国境の山山が続き、その彼方に秋田の森吉山が見えた。西の方では断然岩木山が圧えている。数日後にはあの山頂に僕も立つ筈になっている。僕はこの津軽の二雄岳、八甲田山彙(い)の最高峰から彼方岩木山の最高峰へ一揖した。

摺鉢の大きな噴火口跡は頂上からじかに東に向って口を開き、すぐその向うに整然たるピラミッド型の高田大岳、その左に雛岳が文字通り小さい姿を見せている。しかしこれらの山々よりももっと僕を喜ばせたのは、北方、井戸岳、赤倉岳の向う遙かに、北海道の連山が見えたことだった。思いがけない獲物をした心地で、僕はその海峡の彼方の山容を打眺めた。北海道の山の知識に乏しい僕は、一々名を指すことが出来なかったから、その遠望を簡単に写生しておいた。」(深田久弥 「八甲田高原」『文学界』 昭和12年)
2008.11.19[Wed] Post 14:51  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲

南八甲田ブナ樹林帯の遠景

南八甲田
右手前が赤倉岳、その奥に十和田三山。その左側に広がる低山帯が蔦川、黄瀬川、奥入瀬川流域のブナの樹林帯である。この一年あまり百日近くあの森で野営を続けたんだなあなどと、肉体疲労が蓄積すると感傷的になりがちなのである。



2008.11.14[Fri] Post 14:50  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲

八甲田の地図

八甲田連峰とその水系の地図はこちらにアップしました。
2008.11.12[Wed] Post 17:03  コメント:0  TB:0  八甲田山  Top▲
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